Movie Walkerより(以下一部抜粋)

>前作『ヌードの夜』(93)から17年ぶりに公開された『ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う』(公開中)の初日舞台挨拶が10月2日、銀座シネパトスで行われ、出演者の竹中直人、佐藤寛子、石井隆監督が登壇した。

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3人の女の完全犯罪に巻き込まれていく男・紅次郎を演じた竹中は「毎回、ゲストに女優さんが登場して、めちゃくちゃ楽しくて、『どこまで歳をとっても大丈 夫だ!』なんて感じがしちゃいます(笑)」と本音をぽろり。

一方、次郎を、完全犯罪に巻き込む入口へと導く、天使のように純粋なれんを演じた佐藤は「この 作品を初めて見た時に、自分が想像していたれんではない、石井監督のれんがそこにいたと思いました。竹中さんがいたから、れんを演じることができたんだと 思います」と竹中に感謝を述べた。

今作も石井監督不変のモチーフ“エロスとタナトス”は健在。雨が大好きだと公言する石井監督は「雨を降らせるとお金がた くさんかかるので、過去3作品では窓の外に雨を降らせる程度で我慢していました。でもこの作品は、雨に始まり、雨に終わる映画なので、今回はどんなに赤字 を出してもバシャバシャ降らせようという気持ちで、人が変わった様に降らせました」とエピソードを披露し、続けて「昔は自分の会社の制作ではなかったので 平気で雨を降らせていたけど、自分の会社で作るようになって『こんなにお金がかかるんだ』と思い、雨の量を減らした。今回は久しぶりに竹中さんと一緒なの で、雨だらけ血だらけの作品になりました」と話した。


また、前作からのシリーズものとなっている同作について、竹中は「寅さんのようにシリーズとして続けばすごいですね」と期待を寄せた。



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