F1・日本グランプリを控えた鈴鹿で『アイルトン・セナ ~音速の彼方へ』プレミア上映!佐藤琢磨がセナへの思い語る
シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)アイルトン・セナ初のオフィシャル・ドキュメンタリー映画『アイルトン・セナ ~音速の彼方へ』(10月8日公開)のジャパン・プレミア試写会が、7日、18時30分よりF1・日本グランプリの本選を控えた鈴鹿サーキットにて開催された。
鈴鹿は、アイルトン・セナが生涯獲得した3度のワールドチャンピオンすべての決定の地であり、数々の記憶に残る名勝負を繰り広げた、セナを語る上 では欠かせない伝説のサーキットでもある。セナの熱い思いが描かれている本作としては、最もふさわしい場所での開催であり、鈴鹿サーキット初となる映画の ジャパン・プレミア試写会となった。
本編上映が始まると、聖地・鈴鹿サーキットの夜空によみがえったセナの雄姿に、さまざまな思い出を重ね合わせたのか、涙を流す観客も多く見受けら れ、会場は大きな興奮と感動に包まれた。また、本編上映前に行われた舞台あいさつでは、F1で大活躍し今シーズンはインディーカーシリーズに参戦している 佐藤琢磨選手が、特別ゲストとして登壇。「1987年・鈴鹿でのセナの走りに感激してレーサーを志した」という琢磨選手が、聖地・鈴鹿でセナへの想いと映 画の魅力を語った。
佐藤選手がセナを初めてサーキットで見たのは10歳のとき。「最終コーナーに入るごとに順位を上げてくるセナの圧倒的な走りを目の当たりにしてセ ナしか目に入らなかった。あのとき、重低音のターボエンジン音、金属音を耳ではなく全身で感じた。あの2時間で僕はすっかりセナのとりこになったし、あの 日の彼の走りが、いまでもずっと焼き付いている」と当時のセナを振り返った。そしてドライバーとしてだけでなくセナの人間的な魅力にも言及し「少しでも チャンスがあったら、リスクがあっても向かっていくという姿勢を尊敬しているし、飾らない人間性やナイーブな面も魅力的だった。直接会ったことはないけ ど、自分の人生を変えた人だから本当に会ってみたかった」と今は亡きセナに思いを馳せた。
映画『アイルトン・セナ ~音速の彼方へ』は、各国メディアから提供された大迫力のレース映像、オンボード・カメラ、貴重なプライベート映像、未 公開映像の数々を編集。ロン・デニスやフランク・ウィリアムズなどのF1関係者やセナの家族の証言をもとに、通常のドキュメンタリーとは全く異なる手法 で、世紀のカリスマ・ドライバー“アイルトン・セナ”の熱き思いを描く。
映画『アイルトン・セナ ~音速の彼方へ』は10月8日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー