夕刊フジより(以下一部抜粋)

>女優、島田陽子(57)が、来週公開される映画「島田陽子に逢いたい」(16日公開)で円熟のラブシーンを披露。夕刊フジのインタビューに「成熟した女優 は心も体もすべて出さなければ」と、エロス女優でまい進すると宣言した。“AV出演”が報じられたばかりの島田はAVという言葉こそ使わなかったが、「こ の年齢でしかできないことをする」とエロス演技に意欲を見せた。

 「島田陽子に逢いたい」は、個性派監督6人が競作する「ラブ・アンド・エロス・シネマ・コレクション」の第4弾。ねちっこいラブシーンが嫌で現場を逃げ 出す「女優・島田陽子」を島田自身が演じるドキュメンタリータッチの映画。監督は「ピンク映画七福神」の1人、いまおかしんじ監督(45)だ。

 映画では、偶然知り合った胃がんで余命わずかの男性・五郎(甲本雅裕)と過ごす数日間が描かれる。長野の旅館で展開する島田と五郎のラブシーンでは、病 気の影響でうまくセックスできない五郎を優しくいたわりつつ、年齢を感じさせない豊かなバストを出し惜しみなく見せてくれる。

 もっとも、島田は浴衣の下に、なぜかスリップを着込んで撮影に臨んだ。「浴衣をはだけたらすぐハダカ、では面白みがないかと思って…」とのことで、エロスには独特のこだわりがあるようだ。

 実際、インタビューでも「日本はエロスの成熟度が遅れている」とバッサリ。女性の同性愛を真っ正面から描いた米ドラマ「Lの世界」を挙げ、「女優がラブシーンを超えたセックスシーンに挑んでいる」とたたえた。

 「20歳のころは胸が見えるのは嫌、お尻が見えるのは嫌と監督に直談判して泣いたこともあった」という島田だが、裸に対する考え方は大きく変わったよう だ。「『アダルト』の基準がよく分からない。ラブシーンが多いか少ないか、見せる角度なのか…。でも、テクニカル的なものだったら、それを超えたものはす でに映画にありますよね」とも語り、映画とAV的演出の違いに差はないと力説した。

 そのうえで、“AV出演”と報じられた撮影については、「仕事は制作会社としていて、レーベルはその先にある話なのでよく分からないけど…。あまり ショッキングでもないし、言われるほど(エロチック)ではないかもしれないけど、流れの中でのセクシャルなもの(演技)をしました」と答えた。

 「将軍 SHOGUN」でゴールデングローブ賞を受賞し、国際派女優という肩書がついてまわるが、「もう時代遅れ。言ってほしくない」と、国際派女優の 称号を返上する決意も明らかに。「セックスシーンを演じることを見下すのは、もうやめにしたほうがいい」と意気込む島田の今後にさらに期待だ。

 「島田陽子に逢いたい」はテアトル新宿にてレイト公開。




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