> 人間を食べてしまう植物トリフィドが大暴れする映画『人類SOS!』の再映画化権を手に入れたサム・ライミが、自身で本作の監督をしようと考えているようだ。初期のライミのホラー作品を思わせる本作に、監督魂が燃える?
デッドライン・ニューヨークによるとMandateピクチャーズとサム・ライミらが協同で本作の再映画化権を手に入れ、少年時代からのお気に入りの映画の一つである本作を自らリメイクしたいと望んでいるらしい。
ジョン・ウィンダム作の小説「トリフィドの時代」が原作の映画『人類SOS!』は、地球に降り注いだ流星雨を見てたちまち失明した人類が、流星に 乗って飛来してしまった食肉植物トリフィドに襲われるというストーリー。失明を逃れた一部の人々とトリフィドの戦いを通して、人類滅亡の危機を描いた秀作 SFといわれている。
映画『スパイダーマン』シリーズでの成功が記憶に新しいライミだが、ホラー映画でこそライミの魅力がさく裂する! と心待ちにしているファンも多いのでは? クラシックな秀作ホラー映画を、怖いけどユーモアもあるライミ作品としてよみがえらせてほしい。
ちなみにこのトリフィドが何で恐ろしいかというと、植物のくせに「歩く」からです。
かたや人類の大部分は急に視力を失ったために満足に動くこともできない。
移動能力を失った人間と、それを得た植物との間で立場というか、言ってみれば捕食関係が逆転するというところにこのSF作品の設定のおもしろさがあるわけです。
そしてまた、突然盲いた人達の中ではそれまで普通の人間だった人と盲人がスーパー能力を備えた事になるというのも非常におもしろかった点なんですが、この部分は割と最近「ブラインドネス」という映画で強調して描かれちゃってるんですよね。
さて、サム・ライミがこれを映画化するとなるとどう来るか。
きっと地面からうっかりトリフィドの種を掘り起こしちゃうバカモノが出てくるんだわよね♪