[映画.com ニュース ]より(以下一部抜粋)
> 俳優の向井理 が、深作健太 監督作「僕たちは世界を変えることができない。 But, We wanna build a school in Cambodia 」に主演することがわかった。映画初主演となる向井は、ノリで始めた募金活動でカンボジアに学校を設立しようと奔走する医大生の甲太を演じる。
向 井は、TBS系「世界ウルルン滞在記」の収録で、2007年2月にカンボジアを訪問している。地雷を撤去してマンゴー畑をつくりたいと願う家族とともに、 畑づくりを手伝った経験に強い思い入れを持っており、同国を“大切な第2の家族の国”と公言するほど。だからこそ、NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房 」や映画「ハナミズキ 」「BECK 」など出演作が相次ぎ、オファーが殺到するなか迷うことなく同作を自らの初主演作に選んだ。
2008 年に自費出版された日本医科大学医学部の葉田甲太さんの体験記「僕たちは世界を変えることができない。」が原作。「あなたの150万円の寄付で、カンボジ アに教室が5つもある学校が建ちます!」というパンフレットに心動かされた学生たちが、ボランティア体験や内戦の傷跡が残るカンボジアへの旅を通して、自 らと社会を見つめ直す姿を描く。
10月17日に東京近郊でクランクインし、11月には約2週間のカンボジア・ロケを敢行する向井は「この 作品は、実話を基にした映画ということもあり、作品自体にも説得力があると思います。この映画を通して、カンボジアという国や日本の大学生の生々しさを感 じていただけたら」と並々ならぬ決意をにじませている。等身大の医大生役で一喜一憂する奮闘劇は、向井にとっても俳優人生の節目となる作品となるに違いな い。
「僕たちは世界を変えることができない。 But, We wanna build a school in Cambodia 」は、2011年秋に全国で公開。