cinemacafe.netより(以下一部抜粋)

>日本、アメリカ、イギリスでの同時公開を11月19日(金)に控え、大人気シリーズの最終章前編『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』のワールド・プレミアが11月11日(現地時間)、ロンドンで開催され、ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、レイ フ・ファインズ、原作者のJ.K.ローリングらが出席し、集まったファンの歓声を浴びた。

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前作のロンドンでのイベントと同じくあいにくの空模様。それでも世界中から報道陣とファンが詰めかけた。レッドカーペット脇に集まったファンは約 3,500人、報道陣は約40か国から150媒体。キャスト陣に宛てたメッセージボードを掲げるファンの姿も多く見られた。ちょうどイベントが始まる頃に は雨もやんだが、気温は10度以下! それでも熱心なファンは、次々と到着するキャスト陣に熱い声援を送っていた。

ハリー役のダニエルは、全ての撮影が終わってしまったいまの心境を尋ねられ「複雑な気持ちだよ。でも、いい感じで終われるのはとてもいい気分だよ。みんな が映画を気に入ってくれるといいんだけど」とコメント。日本のファンに向けては「日本のみなさん、こんにちは。僕の中でもベスト1の作品です。ぜひ楽しん でください! 長年のサポートありがとう」とメッセージを送ってくれた。

最近のお気に入りという「アテリエ・メイア」のドレスと「シャーロット・オリンピア」の靴で登場したエマ。10年もの間携わってきたシリーズの完結を前に 「とても感情的になっているわ。なぜかというと、人生の半分以上をかけて、エネルギーを費やしてきた作品だから。でも同時に、今後のことを考えるとエキサ イティングでもあるわ。映画は1週間前に観たんだけど、シリーズの中でも一番大好きな作品。役者のパフォーマンスも最高だと思う。私のシーンでは、ダン (ダニエル)とのダンスシーンが楽しかったわ」と心境を語ると共に見どころも挙げてくれた。ちなみに、原作者のローリングが先日、続編の可能性に言及し注 目を集めたが、もし続編の製作が決まったらエマは参加してくれるのだろうか? 「絶対とは言わないけど、とにかくいまはこのシリーズの完結で頭が一杯な の。それ(続編)について考えるには、ちょっと時間が必要ね」と言葉を濁した。

ロン役のルパートはいまの心境を「変な気分だよ。人生の大部分をかけた仕事から離れるなんて、悲しくて辛いよ。でも今後、別のことをするのは楽しみだね」 と語る。まもなく来日するが「相撲が見たいんだ。クールだよね。詳しくはないんだけど、ぜひ見たいと思ってる。ゴルフもやりたいな。前回日本へ行ったとき にはやったんだよ」と楽しみにしている様子。

そしてハリーの宿敵、ヴォルデモート役のレイフ・ファインズは、この役を演じる楽しさは? という質問に「怒りですね。怒りはつまり、パワーということ。 特に権力のある悪役を演じるのはすごく楽しいんだ。パワーの内側には神経質な部分があったりして、面白いよ。いい人の役より悪役の方が楽しい」と答え、日 本のファンに向けては「ハロー! ヴォルデモートだ!」と茶目っ気たっぷりに語ってくれた。

原作者のローリングは、10年前から見て来たキャスト陣について「彼らは私にとって、ゴッド・チルドレン(名付け親になっている子供)みたいなものね。そ して私は彼らが大好きなのよ」と温かいまなざし。映画の最終章が完成しての気持ちを聞かれると「とにかく楽しいわ。なぜなら私はすでに本を書き終えている から。映画の制作陣は、とうとう最後という寂しさもあるでしょうけど、私はとにかく楽しんでいるの」と笑顔で語った。

この11月11日はイギリスでは「リメンバランス・デー」と呼ばれ、第一次世界大戦の休戦協定が結ばれた日として、追悼記念行事が行われる日でもある。激 戦区であったフランドル地方に、激戦後多くのポピーが咲き乱れたことから、「ポピー・デイ」とも呼ばれており、出席者は胸にポピーの花をつけてプレミア・ イベントに臨んだ。

『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』は11月19日(金)、『PART2』は2011年7月15日(金)より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開。





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