> 宇多田ヒカルが12月に行うコンサート「WILD LIFE」が、「『WILD LIFE』ライブ・ビューイングinシアター」(http://www.amuse.co.jp/liveviewing/)として、全国64劇場69ス クリーンで生中継されることになった。

 12月8、9日に神奈川・横浜アリーナで行われる「WILD LIFE」は、チケットの先行予約の受付が締め切られた11月14日の段階で、申し込み総数が15万通以上に及んだ。11月21日の一般発売日を前にして “プラチナ”チケットとなったため、急きょ全国の劇場で生中継を敢行するライブ・ビューイングが企画された。

 配給を手がけるアミューズとソニー株式会社では、全国69スクリーンで観客動員約2万人を想定。音楽コンサートとしては、国内最大規模のライブ・ビューイングとなる。また、「少しでも多くのファンに自分の姿を見てもらいたい!」と願った宇多田の思いが実現する。

 サッカーや野球観戦の新たなツールとして活用されてきた劇場での生中継だが、コンサートやイベントでの利用も浸透し始めている。最近では「AKB48」 のじゃんけん大会が中継され話題になったほか、今年7月には女性声優ユニット「スフィア」のライブ最終日を全国10スクリーンで3D生中継した。スポーツ 観戦からコンサート鑑賞へと発展した劇場での生中継が、今後どのように市場を賑わせていくのかにも注目が集まる。