> 昨年10~12月に放送され好評を集めたTBS系連続ドラマ「JIN-仁-」が、12月27、28日に2夜連続で再放送されることが17日、分かった。 計9時間の一挙放送で、連ドラがゴールデンタイム枠で再放送されるのはドラマ史上初めてという。今月までに同局では過去最多となる国内外の各種テレビ賞計 30冠を獲得。人気ドラマの大胆編成で、年末の“仁”義なき視聴率競争に挑む!

 昨年のNo.1連ドラが年末によみがえる。

 幕末にタイムスリップした脳外科医・仁先生を大沢たかお(42)が熱演した時代劇ドラマ「JIN」が12月27、28日にともに午後7時から再放送されることが決まった。「『JIN-仁-』レジェンド」と題しディレクターズカット版を4時間半ずつ送る。

 ゴールデン時間枠(午後7~10時)に連ドラを再放送する、他局を含めて過去に例がない超異例の試みだ。来年4月期に完結編として続編放送が決定しており、同局の石丸彰彦プロデューサーは「続編の前にあの江戸を一足早くもう一度感じていただければ」と話す。

 「JIN」は最終回の平均視聴率が25・3%(ビデオリサーチ、関東地区)で昨年の連ドラで最高の数字を記録した。先月の東京ドラマアウォードでは、NHK大河「龍馬伝」などを退けて連続ドラマ部門グランプリを受賞し、主演男優賞など計4冠をゲット。

 9月に韓国・ソウルドラマアワーズの優秀作品賞、10月に仏カンヌのバイヤーズ・アワードを獲得し、海外での評価も高い。計30冠は同局ドラマ史上最多 記録。人気ぶりは放送から1年近くたった今でも衰え知らずで、TBSによると続編放送決定や受賞のニュースが入るたびに「再放送を求める視聴者の声が多く 寄せられていた」という。

 ゴールデン枠は関東ローカルではなく全国ネット放送で、「全国の視聴者の要望に応えることができる」と同局。各局とも大型特番を用意している年末だが、「内容には自信がある。家族そろってみていただくにふさわしいドラマ」と自信を示していた。