GQ誌が選ぶ今年のリーディング・マン・オブ・ザ・イヤーにアカデミー賞確実の『127アワーズ』主演俳優

シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)

> 映画『127アワーズ / 127 Hours』(原題)のジェームズ・フランコが、米GQ誌が選ぶ今年の“リーディング・マン・オブ・ザ・イヤー”に選ばれた。

 「リーディング・マン」とは主演俳優、主役という意味で、まさに彼の今年の注目度を的確に表していると言える。ジェームズは、同誌が毎年出版している“メン・オブ・ザ・イヤー”号で、ほかの部門で選ばれた4人と一緒に表紙を飾ることになる。


 今年を代表するほかの4人は、“ブレイクアウト・スター・オブ・ザ・イヤー”に選ばれたラッパーのドレイク、“アイコン・オブ・ザ・イヤー”の ジェフ・ブリッジス、“パトリオット・オブ・ザ・イヤー”に選ばれたスティーヴン・コルベール、そして、“ベイブ・オブ・ザ・イヤー”に選ばれたスカー レット・ヨハンソン。


 ジェームズは、俳優のかたわら5つの大学で授業を受けており、現在はクィア理論に興味を持っているという。クイア理論は、1990年代にフェミニ スト研究やレズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーの性的少数者の研究の中から生まれた理論で、アイデンティティとは、固定化されたもので はなく、分類やラベルを貼ることは不可能であるとし、性別や性的嗜好による分類に異議を唱えている。


 「文学や人生、政治など、何に対してもものすごく広範囲に捉えて考える方法で、すべてのことに対して、アンチノーマル(普通ではない)なアプロー チを取るんだ。普通なら、ものごとをストレートかゲイか、共和党か民主党かと言うふうに分類するけど、クイア・アプローチは、これらを複雑にして、さまざ まなことが入り混じり、そしてつながっているんだという考え方をするんだ」と、ジェームズは語っている。


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