妻夫木聡、空虚な若者像体現に挑む!役者志望のフリーター役で主演決定!松雪泰子はゴスロリの女社長に!
シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)>映画『悪人』で新境地を切り開いたことも記憶に新しい俳優・妻夫木聡が、自身もその世界観の大ファンという映画『鮫肌男と桃尻女』の石井克人監督がメガホンを取る新作映画『スマグラー』(仮題)で、役者の夢をあきらめ無為に生きる若者役で主演を務めることが明らかになった。また本作では、女優・松雪泰子が驚きのゴスロリファッションを披露する点にも注目だ。
妻夫木が「悪人」から「空虚な若者」へ! 本作は、山田孝之主演で放送中のドラマ「闇金ウシジマくん」の原作者・真鍋昌平による傑作漫画「SMUGGLER(スマグラー)」の映画化。既に10月25日発売の月刊アフタヌーン(講談社)にて映画化の発表はされていたが、このたび監督とキャストが明らかになった。役者の夢を挫折し、パチンコやその場しのぎのアルバイトに明け暮れるという若者を演じる妻夫木は、「ニートやフリーターが多い中、夢があるけど何をしていいかわからない若者を代表するような男です」とその役柄を分析。今月1日にクランクインし、撮影は中盤とのことだが早くも手ごたえをつかんでいるようで、「確実に面白い作品になると思います」と自信をのぞかせた。
また、石井監督作品の世界観の大ファンと語る妻夫木は、ついに実現した監督との仕事について「『楽しい!』その一言です」と明朗にその喜びを明かす。そして監督の口から「素晴らしい!」という言葉がもらえるように「全力で楽しんじゃってます」と妻夫木は撮影現場での和気あいあいとした様子を語った。うまい儲け話から多額の借金を背負うことになり、日給5万円という高額なアルバイト「運び屋(スマグラー)」で何と死体を扱うことになる主人公・砧涼介。役者志望のフリーターから一転、トラブルに巻き込まれるこの役を妻夫木はどう体現するのか?
共演は、「運び屋(スマグラー)」の仕事を取り仕切る無口な男に永瀬正敏、裏社会で賢く稼ぎゴスロリファッションに身を包む女社長を松雪泰子、ヤクザの組長の妻を満島ひかり。そのほか安藤政信、小日向文世ら多彩で豪華なキャスト陣が脇を固める。クランクアップは12月上旬予定。
映画『スマグラー』(仮題)は2011年秋全国公開