ぴあ映画生活より(以下一部抜粋)

>雑誌「ぴあ」調査による11月27日公開の映画の満足度ランキングは、小雪、大竹しのぶ、池松壮亮、石田卓也らが出演する群像劇『信さん・炭坑町のセレ ナーデ』がトップに輝いた。2位に実在の女性飛行士アメリア・イヤハートの生涯を映画化した『アメリア 永遠の翼』が、3位にフランソワ・オゾン監督の新作『Ricky リッキー』が入った。

上位作品の写真

1位の『信さん・炭坑町のセレナーデ』は、辻内智貴の小説『信さん』を基に、福岡の炭鉱町を舞台に描いた人間ドラマ。出口調査では「自分たちの知らない時 代で発見があり、観終わって心が温かくなった」(22歳)、「心の中が温まる作品。何度も涙があふれた」(56歳)、「労働者と資本家の対立や抗議運動を 起こすところなどはリアルで、余韻を残すような演出がよかった」(79歳・男性)など、世代を超え多くの観客から支持を集めた。

2位の『アメリア 永遠の翼』は、大西洋横断飛行を成し遂げた実在の女性飛行士の人生をヒラリー・スワンク、リチャード・ギア主演で描いた伝記ドラマ。観客からは「女性の芯 の強さやあきらめない気持ちが描かれていて勇気をもらった」「飛行に成功した感動を当時の人と同じように味わえた。航空機をモチーフにした往年の作品に引 けを取らない」など、40代以上の観客から高い満足度を集めた。

(本ランキングは、2010年11月27日(土)に公開された新作映画5本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)



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