>映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」が1日、公開初日を迎え、SMAPの木村拓哉(38)、黒木メイサ(22)らが東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇で舞台挨拶した。

 配給の東宝では最大規模の全国440スクリーンで封切られ、同社関係者は「興収80億円も狙えるペース」。今季のお正月映画では「ハリー・ポッターと死 の秘宝Part1」と並ぶ好スタートとなった。約950席の劇場も超満員で、木村は興奮を抑えきれない様子で「みなさんに受け取っていただけたことが何よ り幸せ。今日からヤマトはどれだけ旅するか分かりませんが、できるだけたくさんの人に乗船していただきたい」と呼び掛けた。

 11月に米国で行われた世界最大の映画見本市「アメリカン・フィルム・マーケット」でも日本初の本格SF映画ということで注目を集め、台湾、香港、タ イ、シンガポール、仏、独での公開が決定。さらに米ハリウッドのメジャーからも米国での配給のオファーが届いていることが明らかになった。ヤマトの“出 航”に木村は「日本が初めて挑むSFで、日本人がこれだけのものを作る今なんだなと感じた。見えを切る態度じゃなくて、日本製のSF作品を楽しんでほしい という気持ちです」と目を輝かせた。

 また、主題歌「LOVELIVES」を提供したエアロスミスのスティーブン・タイラーから「タクヤ、ヤマトの成功おめでとう!」というビデオメッセージ が届き、木村は「彼に直接タクヤと呼ばれることはあまりないかもしれないので、このビデオは持ち帰りたいです」とうれしそうに語った。