『バーン・ノーティス』ジェフリー・ドノヴァン「この役をやり始めてから、つい監視カメラを探してしまうんだ」
>マイアミを舞台に、解雇された元スパイの活躍をスリリングに描く、大人気海外ドラマ「バーン・ノーティス」シーズン3のDVDレンタルが12月3日 (土)からスタート。本作で主演を務めるマイケル・ウェスティン役のジェフリー・ドノヴァンがプロモーションで来日した折り、単独インタビューを行った。
――「バーン・ノーティス」は既にシーズン6の製作も決まっていますね。この作品の一番の見どころはどこでしょうか?
「色々ありすぎて難しいね。そうだなあ、シリアスなシチュエーションでありながら、コメディ要素もあり、セクシーな部分もある。ユーモアにアクショ ンもね。そしてキャラクターが魅力的だ。これは今までのドラマでは、実はありそうでなかった世界なんだ。それらが全部そろっているんだから、ヒット間違い なしだよね!」
――確かにその通りですね。アメリカのみならず、フランスや日本、ブラジルなど色々な国で放送され、人気を博しています。それだけ魅力的ということですね
「良いこと言うね(笑)。アメリカ以外で受け入れられるにはマーケットも重要だと思うんだ。この作品はマイアミで撮影している。さあ、見上げてごら ん。一面のブルースカイだ。どの国の人も同じだと思うけど、一日が終わって帰宅する。そしてテレビをつけるとそんなブルースカイが広がっているんだ。そこ には色々なドラマが詰まっている。人間誰でも落ち込むようなものは見たくないだろ。一種、サイコ的な美しさがあるんだよ」
――マイケル・ウェスティンはすっかりあなたのはまり役になりましたね。あなたから見たマイケルはどんなキャラですか?
「これと決めたらしゃにむに突き進む。視野が狭い男だね。やられたら必ずやり返すし、解雇された原因をとことんまで突き詰めていく。似ているところもあるけど、でも僕はそこまでじゃないな。もし何らかの理由で解雇されたとしても僕は訴えないよ(笑)」
――長年マイケルを演じてきて、あなた自身変わったところ、また新たに発見したところはありますか?
「スパイという職業は自分を殺して、ただ国のためだけに命を賭けている。それを考えると、僕がやっている俳優という職業もきついけど、何だか穏やか な気持ちになれるんだ。最初は全然そんなことも考えられなかったけど、今では余裕が出てきた証拠だろうね。そして、街を歩いていても、ついつい監視カメラ を探してしまうのさ(笑)。あ、あそこ、お、こっちにも、ってね。僕は監視カメラに絶対背中を見せないで座るんだ。これも職業病かもね」
――本シリーズでは18エピソードでプロデュースを、1エピソードで監督も務めていますね。前々から興味があったんですか?
「I love it! もちろんだよ。僕は監督の仕事が大好きなんだ。やっていてとても楽しいし、クルーたち、カメラ、照明、美術、道具など、監督をすることで彼らがいかに大変な仕事をしているのかもよくわかったよ。今後も作り手として関わっていきたいね」
――もう時間がなくなってしまいました。最後に、今後やってみたいことと、共演してみたい男優、女優を1人ずつ教えてください
「このシリーズでマイケル・ウェスティンという主役を毎週演じていて、ナレーション撮りもしているからね。今は他のことを考えている時間がないん だ。それに十分満足できているしね。でもやっぱりプロデュースや監督の仕事はやっていきたいと思っているよ。今の仕事が落ち着いたら、まずはインディーズ 系の映画を撮ってみたいね。それから共演してみたい俳優だね。そう、それは想像にお任せするよ(笑)」
飛行機トラブルの影響で来日が丸一日遅れ、インタビュー時にはかなり疲れた様子だったが、「very tired」と言いながらも、質問に対しては笑顔を見せながら真摯に答えてくれた。インタビュー終了後、撮影をしながら、と言ってもわずか2分程だが、プ ライベートな雑談を交わしたが、そこにも人柄の良さがにじみ出ていた。日本が大好きだというジェフリー、次の来日は監督としての来日になるかもしれない。 そんなことを感じさせるインタビューだった。
本作は是非ともシーズン1第1話から見てもらいたい傑作だ。マイアミの素晴らしい景色の中、繰り広げられるユーモアセンスあふれたスパイアクションを是非とも堪能してほしい。
vol.1~vol.4:12月3日(金)レンタル開始
vol.5~vol.8:2011年1月7日(金)レンタル開始
■バーン・ノーティス 元スパイの逆襲 シーズン3 DVDコレクターズBOX
2011年2月2日(水)発売
価格:13,440円
発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント
笑うと優しい目になるのがマイケルの胸キュンポイントかと♪(←最近めっきりはまっている)。