デイリースポーツより(以下一部抜粋)

> 俳優の堺雅人(37)が主演した映画「武士の家計簿」が4日、全国242スクリーンで封切られ、今季の時代劇映画ナンバーワンへ好発進を切った。

 同作は、幕末の加賀藩でご算用者(会計処理の専門家)を務めた“そろばん侍”猪山直之と家族が、一家の借金を返済するために奮闘する物語。殺陣もアクションもない異色の時代劇ホームドラマだ。

 順調な動員に、配給する松竹は「100万人はいけそう」と分析。今秋、時代劇作品が7作公開され、各映画会社の合同企画で「サムライ・シネマ・キャンペーン」も展開中。その中で「十三人の刺客」(公開中)が興行収入16億円とリードしている中、「武士の‐」は、これを上回り“時代劇映画の将軍”に成り上がりそうだ。

 この日、メーン館の東京・丸の内ピカデリーでは、堺、仲間由紀恵(31)、松坂慶子(58)ら猪山家の面々が、森田芳光監督(60)と舞台あいさつ。直之役の堺は「久しぶりに家族がそろって、撮影の日々を思い出します」と目を細めた。妻・お駒を演じた仲間は「映画はたくさんの人に愛されて届くものだな」と感慨深げだった。

 長男の成長を祝う宴席で、絵のタイを尾頭に見立てて節約する劇中の場面にあわせ、会場には本物のタイが登場。「めでタイ!大ヒット」を祝った。