ネット番付2010が決定!映画部門作品賞は『トイ・ストーリー3』に決定!主演男優賞1位は二宮和也!主演女優賞は深津絵里
シネマトゥデイより(以下一部抜粋)>Yahoo! JAPANが企画する「5000万人が選ぶ! ネット番付2010決選投票」の結果発表が行われ、映画部門の各賞も発表された。映画部門は、2009年11月1日から2010年10月31日までに公開された映画作品と、その作品にかかわる俳優が対象。Yahoo! JAPANで検索されたキーワードを基に、Yahoo!映画でのアクセス数、ユーザーレビュー投稿数、話題性などでそれぞれをノミネートしその中からユーザーの投票で各賞が決定した。映画部門作品賞1位に輝いたのは8,228票で映画『トイ・ストーリー3』。主演男優賞1位は7,263票を獲得した二宮和也、主演女優賞1位は6,781票を獲得した深津絵里となった。
作品賞にノミネートされたのは、21世紀の3D映画の基礎を作ったといっていい映画『アバター』や、世界の映画祭で賞を受賞した映画『悪人』、ジブリの新作映画『借りぐらしのアリエッティ』、中島哲也監督の映画『告白』、渡辺謙がレオナルド・ディカプリオと共演した話題の映画『インセプション』などバラエティーに富んだ10本。主演男優賞は映画『大奥』での演技が話題を呼んだ二宮和也や、映画『雷桜』でりりしいヒーローを演じ、『悪人』で見事に悪人になり切った岡田将生らをはじめ三浦春馬、生田斗真など若手がノミネートされているところにインターネットユーザーの年齢層と日本映画界の世代交代が見て取れる。また主演女優賞のノミネートも深津絵里、柴咲コウをはじめ新垣結衣、仲里依紗などベテランというよりは、中堅を含む若手がノミネートされた。しかし映画部門、海外主演俳優賞は、ジョニー・デップ、キャメロン・ディアス、アンジェリーナ・ジョリーらがノミネートされ、特に目立った世代交代は見られなかった。
そんな中で、栄えある作品賞の1位に輝いたのは、『アバター』の8,228票を僅差で抜き8,441票を獲得した『トイ・ストーリー3』。邦画全盛といわれる日本映画興行において1位と2位を洋画が占めることとなった。『トイ・ストーリー3』はファイナルということと、少年の成長物語という脚本のすばらしさも手伝ってシリーズで最高の出来と賞賛され、国内だけで100億円を超える興行収入をたたき出した文句なしの2010年話題の映画といえる。『アバター』が及ばなかったのは、Yahoo! JAPANのユーザーの年齢層が幅広いため、子どもや年齢層低めの投票が勝敗を分けたのかもしれない。
また、主演男優賞1位は二宮和也が獲得。2010年の映画での出演作は少なかったが二宮の役者としての才能には定評があり、存在感を光らせたことが結果につながったといえる。また、主演女優賞1位には『悪人』の演技で第34回モントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞した深津絵里が選ばれた。演技力、存在感、女優としての美しさと申し分のないナンバーワンとなった。そして海外主演俳優賞の1位はジョニー・デップ。映画『アリス・イン・ワンダーランド』でのキテレツなキャラクターが日本人にも受け入れられたということだろう。またジョニーは、来年公開される映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』のさまざまな話題が人気を引っ張り続けているといってもいい。
「5000万人が選ぶ! ネット番付2010決選投票」では、ほかにもユニークな賞があり、ワーストファッション賞の1位をブリトニー・スピアーズが獲得。奇抜なファッションで世の中を驚かせたレディー・ガガがワーストファッション賞にはノミネートもされていないところを見ると、ガガ様のファッションはあれはあれで市民権を得ているということだろう。また、テレビ部門のドラマ賞では、国民的人気の「龍馬伝」を破って大沢たかおが主演を務めた異色時代劇「JIN-仁-」が1位に輝いているのも草の根の人気の強さを物語っている。
年末から年始にかけて開催されるさまざまな音楽、映画の芸能関係の賞レースといえば、マスコミや一部の評論家が選定しているのに対し、まさに一般の人が選んだ大衆賞の代表という印象を受ける番付となった。