[映画.com ニュース]より(以下一部抜粋)


> 劇場版シリーズ最新作「仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat. スカル MOVIE大戦CORE(コア)」が、12月18日から公開される。歌手・吉川晃司 は、探偵・鳴海荘吉/仮面ライダースカルとして再登場。初のドーパント事件が起こったころの風都を舞台に、荘吉がなぜスカルになったのか、そのナゾが明らかになる。


吉川は、2006年の「劇場版 仮面ライダーカブト/GOD SPEED LOVE 」(水嶋ヒロ 主演)で主題歌を手がけ、昨年の「仮面ライダー×仮面ライダー/W&ディケイドMOVIE大戦2010 」でライダーデビュー。最新作では再び、真っ白なスーツ姿とスカルコスチュームを披露した。


「主 題歌を書かせていただいたときに、作品をしっかり見直したんです。そうしたら昔と比べてすいぶん進化していると同時に、正義というものが脚本にきっちりと 描かれていることに改めて気づきました。まさか、自分がライダーを演じることになるとは想像もしていなかったから、オファーをいただいたときは“40半ば で変身していいの?”って。こんなうれしいことはないと思いましたね」


荘吉のセリフには、吉川のあこがれである作家レイモンド・チャンドラー 著「大いなる眠り 」の探偵フィリップ・マーロウが語る“撃っていいのは撃たれる覚悟があるヤツだけだ”といった名言が引用されている。作家の北方謙三 とも交流がある吉川は、「『仮面ライダー』はハードボイルドだ」と語る。


「僕 の役は“こんなにキメていいんですか?”っていうくらいキザだけど、すごく気持ちがいいんですよ。今の時代、正論を主張することが滑けいに感じられる風潮 があるなか、照れずに明確なメッセージを込めた作品には意義があると思うし、ストレートだけ投げて三振をとりにいくピッチャーみたいな力強さ、すがすがし さがありますよね」

共演した桐山漣菅田将暉 といった若手俳優たちにも、大いに刺激を受けた様子。アクションの奥深い魅力に触れることができたという。


「彼らは20代ですからね。おそろしい持久力です。ぴょんぴょん跳ねまくって“キミたちはバッタか!?”と。動きが軽やかで美しくて、僕もなんとか吸収しようと質問攻めにしましたよ。彼らには本当に助けられました」


近年は俳優としてさまざまなジャンルの作品に出演しているほか、バラエティ番組で無人島生活を経験するなど、活躍の場を多岐に広げている。


「本業はあくまでも歌手ですが、ただ楽器や音符とにらみ合っていても、新しいモノは生まれません。未知の分野に飛び込むことで、思いがけないヒントを得ることがあるんです。来年公開(1月29日)される木村祐一 監督の『ワラライフ!! 』 という映画には、バカボンのパパみたいな下着に腹巻姿で出ています。これがまた楽しくてね。僕は賢明に生きるタイプじゃないし、失敗して恥をかいたり、人 から揶揄されても構わない。驚いたり笑ったり泣いたりしながら、常に自分のなかに新しい何かを見つけたいと思っています」



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