今年ハリウッドで「最も話題となった訴訟」ランキング発表!権利問題からセクハラまで…訴訟大国の話題は多種多様!
シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)>アメリカのエンターテインメント誌ハリウッド・レポーターが、今年ハリウッドで話題となった訴訟のトップ10を発表。ケイシー・アフレックやドン・ジョンソンといった映画スターや人気ドラマ出演者などが名を連ねるランキングとなった。
このランキングは、同誌が訴訟内容の目新しさ、エンターテインメント産業における重要さ、どれほど世間の注目を集めたかを基準に順位付けを行なった もの。収益配分に関するものや、昨今問題となっている、インターネット上の違法ダウンロード、そしてセクハラ問題まで、多岐にわたる訴訟が取り上げられ た。以下にランク入りした主な訴訟を挙げる。
1位にランク付けされたのは、日本でも大人気となったテレビ番組「クイズ$ミリオネア」のオリジナル版を作ったイギリスのテレビ番組制作会社が、 アメリカ版を製作したウォルト・ディズニー社に対して、正当な収益配分を求めて起こした訴訟。結果としてディズニーは同社に対して初期の訴訟額を超える、 3億1,900万ドル(約271億1,500万円・1ドル85円計算)という、巨額の支払いを命じられたことがトップ獲得の決め手となった。
2位には映画『ハート・ロッカー』のプロデューサーが、本作をインターネット上で違法ダウンロードした人々を相手に起こした訴訟がランクイン。同 氏が訴えた人数はなんと5,000人にも上り、まん延する違法コピー問題にいっそう関心が集まった訴訟だった。また、同作は自分の体験を基に作られた映画 であるとして、イラクで爆弾処理班として活動していた元兵士が制作者たちに対して利益分配を求めた訴訟も3位に挙げられている。
他にも、ベン・アフレックの弟で俳優のケイシー・アフレックが映画撮影中にセクシャル・ハラスメントをしたとして、プロデューサーとカメラマンの 女性から訴えられた訴訟や、こちらも俳優のドン・ジョンソンが自身の主演ドラマ「刑事ナッシュ・ブリッジス」の収益分配を求めてプロデューサーを訴えた 件、そしてテレビドラマ「デスパレートな妻たち」のニコレット・シェリダンが、不当解雇を理由に同作の制作者たちを訴えた件などがランクインした。どんな 問題も訴訟で解決する、訴訟大国といわれるアメリカの姿を象徴するようなこのランキング。来年は一体どのような訴訟が話題になるのか。