世界で数々の映画賞を受賞!日本の中島央監督のラブストーリー『Lily』が海外からついに日本上陸、公開へ!
シネマトゥデイ>アメリカで映画製作を学び、脚本家としてキャリアをスタートさせた中島央監督の初長編映画『Lily』が、今春劇場公開されることがわかった。本作は、監督自身をモデルにして世界中の映画祭で賞を受賞した同名短編をリニューアルし、長編化した作品だ。
16歳で日本を離れ、大学はサンフランシスコ州立大学映画学科を卒業し、脚本家として活動を始めた中島監督。2007年には新進気鋭の若手脚本家の苦悩 と変化を描いた自身がモデルの同名短編映画で監督デビュー。同作はロサンゼルスで撮影され、アメリカ人キャストとスタッフで製作された全編英語のラブス トーリーだ。ヒューストン国際映画祭やロサンゼルス国際短編映画祭など世界の映画祭で上映され、見事に最優秀監督賞をはじめ最優秀短編作品賞など4つの賞 を受賞し、8つの賞にノミネートされた。
世界で評価された同作を中島監督は2008年に長編物語として再生。2009年の初めに一度完成し、同年のカンヌ国際映画祭でワールド・プレミア上映さ れた。また、本長編作品でもメキシコ国際映画祭で賞を受賞。そしてアメリカの映画祭で上映を重ねた結果、作品にさらに磨きをかけるため、中島監督は追加撮 影を実施。再編集を経て2010年5月、『Lily』の最終版が完成した。完成後再び、ロサンゼルス・ムービー・アワードなどアメリカの映画賞機関で賞を 受賞。中島監督の熱意が込められ、世界が認めた本作が満を持して日本で公開される運びとなった。
これだけたくさんの賞を受賞している『Lily』。日本ではなくアメリカで実力を付けてきた中島監督ならではの世界観と、心に染みるラブストーリーに期 待が集まる。なお監督は、2012年発表予定の劇場公開監督第2作にもすでに着手。しばらくは中島監督の活躍から目が離せなくなりそうだ。
映画『Lily』は4月、シアターN渋谷にて公開