『装甲騎兵ボトムズ』が時代を超えて愛される理由!気になる次回作は十年の構想がついに完成?
シネマトゥデイより(以下一部抜粋)>8日、映画『装甲騎兵ボトムズ 孤影再び』の公開初日舞台あいさつが新宿バルト9で行われ、主人公のキリコ役の声優・郷田ほづみと高橋良輔監督が登壇した。2人は「ボトムズ」への思いをしみじみ語ったほか、監督からは次回作への含みを持たせる発言も飛び出した。
映画『装甲騎兵ボトムズ 孤影再び』場面写真
本作は1983~1984年にかけてテレビ放映され、今なお幅広い層から高い支持を得るリアルロボットアニメーション「装甲騎兵ボトムズ」の劇場版。主 人公キリコのその後から新世代ボトムズまでを3人の監督による新作で描く「ボトムズフェスティバル」の最終章にあたり、フィアナの死という衝撃のラストで 幕を閉じた1994年の「装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端」の後日談を描く。
会場に集まったファンに、郷田と監督はまず「明けましておめでとうございます」と新年のあいさつ。本作のオファーが来たときのことを振り返った郷田は、 「ボトムズの時代がまた来たな。来たぞ来たぞ! という感じです」と笑顔で語る。さらに「ぼくはキリコという役が、デビューしてかかわらせてもらった初め てのメインの作品で、本当に思い入れがある。ぼく自身キリコのファンだし、長く続けていられることがうれしい」と感無量の様子だった。
また監督も、本作が時代を超えて長く愛されていることに言及。「自分の作品で50本以上制作したのはほかにもあるが、今も続いているのはボトムズだけ。 非常に幸せな作品」と目を細める。ボトムズが長く続く秘訣(ひけつ)については「スタッフやキャストがほとんど代わっていない。作品を作っていると、もの を作るということで対立することがあるが、ボトムズではそれがない。それとキャストはいくら年を取っても、その人の本質が変わるわけでないので安心感があ る」とし、気になる次回作についても「十年考えておりまして、まとまりましたので、チャンスがありましたら」と含みを持たせると、会場からは期待の大拍手 が巻き起こったのだった。
映画『装甲騎兵ボトムズ 孤影再び』は本日1月8日より新宿バルト9ほか全国公開