映画.comより(以下一部抜粋)

>瀬々敬久監督が手がけた4時間38分の群像劇「ヘヴンズストーリー」が、2月10日に開幕する第61回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門に正式出品されることが決まった。

4時間38分の大長編に挑んだ瀬々監督「まだまだ映画には未来がある」

 同作は、家族を殺された幼い娘、妻子を殺された若い夫、ひとり息子を育てながら復しゅう代行を副業にする警官などを中心に、20人以上に登場人物が、複数の殺人事件をきっかけにつながっていく11年間の様子を全9章で描き切る。

 ベルリン国際映画祭は、日本映画との相性の良さで知られている。昨年はコンペティション部門に出品された「キャタピラー」で、ヒロインを演じた寺島しの ぶが最優秀女優賞を戴冠。第59回では、「ヘヴンズストーリー」と同じフォーラム部門に出品した園子温監督作「愛のむきだし」が、国際批評家連盟賞とカリ ガリ賞をダブル受賞している。

 「愛のむきだし」は上映時間237分という長尺で話題を呼んだが、今作はさらに41分も長い278分。ベルリンの観客に、どのように受け止められるのかにも注目が集まる。

 「ヘヴンズストーリー」は、1月29日に東京・新宿のK’s cinemaで東京凱旋公開が決定。