ロイターより(以下一部抜粋)

> 主演俳優メル・ギブソンのスキャンダルで公開が延期されていた映画「The Beaver(原題)」が、米テキサス州オースティンで開催される映画と音楽の祭典「サウス・バイ・サウスウエスト」で、3月16日にワールドプレミア上 映される。

 同作品で、ギブソンは問題を抱え、ビーバーのパペットを使ってコミュニケーションをとる男性を演じている。監督は、本作に出演もしている女優のジョディ・フォスターが務める。

 映画は昨秋に公開される予定だったが、ギブソンが元恋人に暴言を浴びせていると思われる音声テープが7月にインターネット上で公開された後、公開中止に なった。2006年に反ユダヤ発言を行い、世論の反発を招いていたギブソンは当時、イメージの回復に努めている最中だった。

 映画制作会社は起用したスターからファンが離れていくことを恐れるが、今回の騒動はギブソンの人気にそれほど大きな影響を与えなかったようだ。昨年8月 に米CBSのテレビ番組「60ミニッツ」と米誌「バニティ・フェア」が実施した調査では、回答者の76%が作品選びには無関係だと答えている。