映画.com ニュース ]より(以下一部抜粋)


> 不朽の人気漫画を40年ぶりに実写映画化する「あしたのジョー 」の完成会見が1月17日、東京・丸の内の東京国際フォーラムCで行なわれ、主演の山下智久 伊勢谷友介 香里奈 香川照之 曽利文彦 監督が出席した。


梶原一騎 さんが高森朝雄名義で原作を手がけ、ちばてつやが作画を担当した同作は、現在までに累計2000万部を売り上げた国民的漫画。主人公・矢吹丈に扮した山下は、「お話をいただいたとき、正直、僕の器で国民的スターをまっとうできるかなと不安だった。でも、ジョーに『挑戦することは大事なんだ』と原作から教わった気がする」と充実した面持ちで話した。


丈の終生のライバル・力石徹を演じた伊勢谷は、山下とともに体脂肪を5%にまで落とす壮絶な減量に挑んだ。撮影当時を振り返りながら、「僕もこんなに大変だとは……。もちろん、力石を演じるにあたって役者としてプレッシャー以上のやりがいをいただいた」と作品の出来栄えに満足げだ。


一方、香川が演じたのは、丈のボクサーとしてのセンスを見抜くアル中の元ボクサー・丹下段平。30年以上にわたりボクシングを見続けてきたこともあり、「僕は4人のなかで一番プレッシャーがなかった。1日15時間もボクシングのことを考えている人間ですから、すべてが出せた」と手ごたえのほどをうかがわせた。そして、「2人(山下と伊勢谷)の燃えている姿を横で見ているのは本当に楽しかった」と感慨無量の様子だった。


そんな香川に対し、山下は「香川さんは山下にとっての段平でした。32年間のボクシング人生すべてを捧げてもらった」と最敬礼。伊勢谷も、「カメラが回っていないときもリングサイドで叫んでいた。しかも丈だけでなく力石にも(笑)」と苦笑いを浮かべ、山下に対しては「『あしたのジョー2』頑張ってな」。これには山下も思わず「はい!」と笑顔で快諾してしまい、香川らを喜ばせていた。


あしたのジョー 」は、2月11日から全国で公開。



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