シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)
> リドリー・スコット監督による『エイリアン』シリーズ最新作として検討されていた作品が、新たなSF映画『プロメテウス(原題) /Prometheus』というタイトルで製作されることが、20世紀フォックスから発表された。主演女優は映画『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』のノオミ・ラパスに決定し、公開予定日も同時にアナウンスされた。
スコット監督が、自ら創造した伝説的映画『エイリアン』の前日譚(たん)を描くことになるといわれていた本作。報じたデッドラインなどによれば、20世紀フォックスは、この新作映画は『エイリアン』新作企画を基にした、独自のストーリーによるSF映画となり、『プロメテウス(原題)』というタイトルで2012年3月9日に公開予定だと発表したという。
また、主演は、本作が『エイリアン』シリーズ最新作になるといわれていたときからヒロイン役の筆頭候補に挙げられていた、映画『ミレニアム』シリーズのノオミ・ラパスが務める。そして、彼女をサポートする助演女優候補としてアンジェリーナ・ジョリーや、シャーリーズ・セロンら有名女優たちが検討されているということだ。
物語の草案は、スコット監督の考えを基に、ジョン・スパイツが執筆し、「LOST」の製作総指揮などを務めるデイモン・リンデロフと監督自身がその内容を広げて最終的に脚本を完成させたということだが、ストーリーの詳細などについては発表されていない。
シリーズ最新作を楽しみにしていたファンにとっては、それが新作のSF映画に変わってしまったという知らせは、非常に残念なものかもしれないが、この映画について抱負を述べたスコット監督は、『プロメテウス(原題)』の原作にあたるものが『エイリアン』新作のアイデアから派生して、生まれたことを説明し、「シリーズの熱心なファンは、作品の中に『エイリアン』のDNAを見つけ出すことになるだろう」と発言しており、独立した作品とはいえ、やはり本作は『エイリアン』の前日譚(たん)的な要素を持つ作品なることを予感させる。これからノオミ以外の主要キャストについても徐々に発表されていくということなので、改めてこの新作SF映画に注目したいところだ。