シネマトゥデイより(以下一部抜粋)

> 大ヒット映画「ハリー・ポッター」シリーズで、ハリーやロンと同じホグワーツ魔法学校で学ぶインド系美少女姉妹の妹、パドマを演じたアフシャン・アザドが、実の兄から執拗な暴行を受け、兄に6か月の禁固刑が言い渡された。

 E!オンラインなどによるとバングラディシュ系イギリス生まれのアフシャンはイスラム教徒だが、2010年5月、家族と暮らしていたマンチェスターの自宅でヒンズー教徒のボーイフレンドと携帯電話で話をしていたところ、兄のアシュラフがそれを聞きつけて激昂。アフシャンの髪をつかんで引きずったり、顔や頭を殴るなどの暴行を加えたという。兄はさらに、アフシャンに「売女」「クズ」などと暴言を浴びせ、「イスラム教徒と結婚しなければ殺す」と脅したという。騒ぎを聞きつけた兄の妻は彼を止めようとしたらしい。


 その後アフシャンの父親は彼女を故郷のバングラデュシュへ帰し政略結婚させる、と脅したり、母親も彼女を「商売女」と罵ったそう。アフシャンはこの翌日、寝室の窓から抜け出して家出し、現在はロンドンに暮らしている。


 マンチェスターの裁判所は、「しつこいまでの攻撃は、重大で有害な虐待行為であり脅しである。こうした虐待が3時間も続いたことは、妹にとって惨めで恐ろしい体験であったはずだ」とし、兄アシュラフに対し6か月の禁固刑を言い渡した。判決に際し裁判官は「この事件の裏には、アフシャンがイスラム教の信者ではない男性と交際したことに対し、被告とその家族が憂慮したことがある」としながらも、「今回の判決は、被告が行ったことを罰すると同時に、家庭内で起きた様々な状況に対して暴力が加わることは間違っているというメッセージを示すものである」と述べた。



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