「第53回ブルーリボン賞発表」(25日)
東京映画記者会(デイリースポーツなど在京スポーツ7紙で構成)が制定する「第53回ブルーリボン賞」が25日、決定した。新人賞には、「人間失格」「ハナミズキ」に主演した生田斗真(26)がジャニーズ勢初のブルーリボン賞に輝いた。「告白」が作品賞、助演女優賞(木村佳乃=34)で2冠に。主演男優賞は「悪人」の妻夫木聡(30)、主演女優賞は「キャタピラー」の寺島しのぶ(38)が獲得した。ほかの受賞者は別表の通り。授賞式は2月15日、東京・中央区の銀座ブロッサムで開かれる。
◇ ◇
俳優一筋という異端アイドル生田斗真が、ジャニーズ勢初めてのブルーリボン賞獲得となった。
「グループに入れてもらえない、落ちこぼれだった」とジュニア時代を振り返る。同期には「嵐」の松本潤、二宮和也、相葉雅樹、さらに「NEWS」の山下智久がいる“黄金世代”に属する。周囲が華々しい活躍をする中、生きる道を模索した。
「辞めようかなと思う時期もあったけど、好きだった芝居の世界をもっと知らなきゃという思いに駆られた。俳優として確立した人はいなかったので、高校卒業の時、この道を行こうと誓った」
ドラマや舞台などで貪欲に挑み、昨年、満を持して銀幕デビュー。初主演は太宰治の「人間失格」といきなりの高いハードルだった。しかし、人間関係をうまく築けず、破滅していく男・葉蔵を見事に表現しきった。
「試写を一緒に見た荒戸源治郎監督が目を真っ赤にして“間違いなくお前の映画だよ”と握手してくれた。思わずもらい泣きした」と生田は振り返った。
「ハナミズキ」では純真な青年をすがすがしく演じるなど、これまで培ってきた演技力は幅広い。
あこがれは米俳優アル・パチーノ。「舞台で売れなくて、映画でドンとスターになった生い立ちに共感する」という。今年は大作「源氏物語」に主演。自ら開拓した道はさらなる栄光へつながる。
東京映画記者会(デイリースポーツなど在京スポーツ7紙で構成)が制定する「第53回ブルーリボン賞」が25日、決定した。新人賞には、「人間失格」「ハナミズキ」に主演した生田斗真(26)がジャニーズ勢初のブルーリボン賞に輝いた。「告白」が作品賞、助演女優賞(木村佳乃=34)で2冠に。主演男優賞は「悪人」の妻夫木聡(30)、主演女優賞は「キャタピラー」の寺島しのぶ(38)が獲得した。ほかの受賞者は別表の通り。授賞式は2月15日、東京・中央区の銀座ブロッサムで開かれる。
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俳優一筋という異端アイドル生田斗真が、ジャニーズ勢初めてのブルーリボン賞獲得となった。
「グループに入れてもらえない、落ちこぼれだった」とジュニア時代を振り返る。同期には「嵐」の松本潤、二宮和也、相葉雅樹、さらに「NEWS」の山下智久がいる“黄金世代”に属する。周囲が華々しい活躍をする中、生きる道を模索した。
「辞めようかなと思う時期もあったけど、好きだった芝居の世界をもっと知らなきゃという思いに駆られた。俳優として確立した人はいなかったので、高校卒業の時、この道を行こうと誓った」
ドラマや舞台などで貪欲に挑み、昨年、満を持して銀幕デビュー。初主演は太宰治の「人間失格」といきなりの高いハードルだった。しかし、人間関係をうまく築けず、破滅していく男・葉蔵を見事に表現しきった。
「試写を一緒に見た荒戸源治郎監督が目を真っ赤にして“間違いなくお前の映画だよ”と握手してくれた。思わずもらい泣きした」と生田は振り返った。
「ハナミズキ」では純真な青年をすがすがしく演じるなど、これまで培ってきた演技力は幅広い。
あこがれは米俳優アル・パチーノ。「舞台で売れなくて、映画でドンとスターになった生い立ちに共感する」という。今年は大作「源氏物語」に主演。自ら開拓した道はさらなる栄光へつながる。