Movie Walkerより(以下一部抜粋)

>主人公・矢吹丈とそのライバル・力石徹に扮する山下智久&伊勢谷友介の熱演や、宇多田ヒカルによる主題歌など、公開前から何かと話題の実写版『あしたの ジョー』(2月11日公開)。だが、本作からさかのぼること40年前に、既に実写版が製作されていたことをご存知だろうか?

【写真】丹下段平(左)と矢吹丈(右)

『野良猫ロック』(70)やテレビドラマ「西武警察」を手掛けたアクション映画の名匠・長谷部安春が、当時のスター俳優・石橋正次とタッグを組んで製作し た『あしたのジョー』(70)がそれだ。そんな本作が、“山下&伊勢谷版”の公開に合わせて初めてDVD化され、2月4日(金)に発売されることが決まっ た。

梶原一騎原作、ちばてつや画による累計発行部数2000万部を越える大ヒットコミックを原作に、矢吹丈が元ボクサーの丹下段平と出会い、ボクシングの指導 を受けながら、最強のライバル・力石徹と死闘を繰り広げるまでが描かれている。漫画連載時、その死を悼んで葬式まで開かれた人気キャラ・力石との戦いを中 心に物語が進むところは、最新版と同じようだ。

ちなみに、“山下&伊勢谷版”はセットやCGを駆使して、物語の舞台である70年代を再現しているのに対して、こちらの元祖は実際に1970年代に撮られ ているので、リアリティ感は抜群だ。矢吹丈が生きた時代がそっくりそのまま映像に反映されている。本物の1970年代の泥臭く男臭い空気は、是非こちらの 作品で体感してほしい。

同じ原作を基にしても、40年の時を経た2作にはどれぐらい違いがあるのか? それらを見比べてみるのも面白いかもしれない。


あしたのジョー (実写版) [DVD]/石橋正次,辰巳柳太郎,亀石征一郎
¥4,935
Amazon.co.jp