オリコンより(以下一部抜粋)

>名作ボクシング漫画の実写映画版『あしたのジョー』(11日公開)の出演者と、プロボクシング新旧世界王者12人が集結した夢のコラボイベント『チャンピ オンカーニバル』が7日、“聖地”東京・後楽園ホールで開催された。主人公・矢吹丈役の山下智久(NEWS)は、ファンの前で初めてミット打ちを生披露 し、集まった1000人を釘付けに。撮影終了から半年というブランクも感じさせずに約3分間打ち込み、山下は「本当に光栄。世界チャンピオンの前でお見苦 しい姿をみせましたが」と恐縮しながらも晴れやかな笑みをみせた。

【写真】現王者・内山高志らイベントに出席したボクシング歴代王者一覧

 同作の収録でも使用した後楽園ホールのリング上に、割れんばかりの歓声を受けて登場した山下は「毎日ボクシングをやって、一生懸命やることの大切さを教 わった。1つの目標に進む強さを見つけて欲しい」とメッセージ。ライバル・力石徹を演じた伊勢谷友介は、新旧世界王者を前に「世界一の人たちと立たせても らって、身が引き締まる想い」と敬意を表した。

 リングには、現WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志をはじめ、ガッツ石松(元WBC世界ライト級王者/プロボクシング・世界チャンピオン会会 長)、輪島功一(元WBA・WBC世界スーパーウェルター級王者)ら元世界王者11名が登壇。ガッツは「矢吹ジョー、力石徹という二人のボクサーは、世界 チャンピオンにはなれない。だが、このリング上で燃焼したことに、間違いはない。すなわち、我々世界チャンピオンと同じ。OK牧場!」と激励の言葉を送っ た。

 この日の目玉として行われた山下によるミット打ちでは、劇中さながらのパフォーマンスを展開。見事なフットワークとリズム感あるパンチを繰り出してファ ンを魅了すると、輪島も「スピードを出す筋肉はなかなか付きにくいから、大したもんだ」と絶賛。内山選手も「3分間、あれだけ打てるなんて」と舌を巻い た。

 ジョーのトレーナー・丹下段平を演じ、自他共に認めるボクシング好きである香川照之は「ボクシングに魅せられて、この後楽園ホールに何百回来てるかわか らない。世界チャンピオンの隣に立てるのは、どれほど凄いことか!」と、自然と前のめりになりながら熱弁。山下のミット打ちでさらに思いは高ぶり「胸が熱 くなった! ぜひパート2を!」と続編を熱望していた。

 イベントにはヒロイン・白木葉子役を務めた女優・香里奈のほか、大橋秀行(元WBC・WBA世界ミニマム級王者/日本プロボクシング協会会長)、中島茂 雄(元WBC世界ライトフライ級王者/プロボクシング・世界チャンピオン会事務局長)、浜田剛史(元WBC世界スーパーライト級王者)、レパード玉熊(元 WBA世界フライ級王者)、畑中清詞(元WBC世界スーパーバンタム級王者)、川島郭志(元WBC世界スーパーフライ級王者/東日本ボクシング協会副会 長)、飯田覚士(元WBA世界スーパーフライ級王者)、佐藤修(元WBA世界スーパーバンダム級王者)、坂田健史(元WBA世界フライ級王者)が登壇し た。