俳優、竹野内豊(40)の主演映画「太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-」(平山秀幸監督)の初日舞台あいさつが11日、東京・TOHOシネマズ六本木で行われ、竹野内や唐沢寿明(47)ら出演者が登場した。

 司会者からタイトルにちなみ「奇跡」にまつわる話を聞かれた唐沢は、「パンツを脱いだら子供が2、3人ぶらさがっていたとか、小さなおじさんがいっぱい 飛んでいるのを見たとかいうんだったら、奇跡。めったにないよ」とおふざけモード。竹野内が「この映画が戦争を伝えるきっかけになれば」と生真面目に話し たのとは好対照の弾けぶりで、客席を笑いの渦に巻き込んだ。

 太平洋戦争の激戦地、サイパン島で米軍相手に戦った大場栄大尉と部下の実話を映画化した物語。興収20億円を見込める好スタートを切った。