サンケイスポーツ より(以下一部抜粋)

>NEWSの山下智久(25)が11日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで、矢吹丈を演じた主演映画「あしたのジョー」(曽利文彦監督)の初日舞台あい さつを行った。フランスや台湾など世界9カ国・地域で公開されることを配給の東宝が発表。ソロシンガーとして先月、スタートさせたアジアツアーに次ぐ世界 進出に、山下は「チャンピオン、獲らせてもらえますね」と“ジョー熱”をほとばしらせた。

 都心での大雪もノックアウトだ!! 「寒い冬を吹き飛ばすアツイ映画ができました」。山ピーが熱気のこもった口調でアピールした。

 興奮させる理由があった。東宝はこの日、フランスや東南アジアなど世界9カ国・地域で配給が決まったことを発表した。台湾では、すでに公開日も3月18日に決定していた。

 山下は1月下旬から香港を皮切りに、ソロアジアツアーを敢行。台湾では公開翌週の3月26、27日、タイでも4月23、24日にコンサートを予定してい る。加えて、彼の主演ドラマが数多く放送されていることなどから、「アジアでの公開決定は山下さんの人気によるところが大きい」と東宝関係者。フランスで の公開は、日本漫画、アニメへの関心が高く、原作コミックが刊行中という理由があった。

 「チャンピオン、獲らせてもらえますね」。山下は、映画での“世界制覇”に静かな闘志を燃やす。「国民的漫画の人気キャラクターを演じることに迷いが あった」と率直に明かしながら、「ジョーが何度も立ち上がる姿は、男としてカッコいいと、ジョーに教えてもらった。大きな役に挑戦してよかった」と感慨深 げに話していた。

 ヒロインの白木葉子を演じた香里奈(26)からは、ビッグなバレンタインチョコレートがプレゼントされた。山下とライバルの力石徹を演じた伊勢谷友介 (34)に対して、厳しいボクシングの特訓に耐えた“ご褒美”として、15キロもある特製の「チャンピオンベルト型チョコ」だ。

 ベルト部分の直径は33センチと特大。山下は「すごいですね! 撮影中は甘いものをまったく食べなかったので」と、チョコのにおいをクンクンと嗅いでみせるほど、大感激した。

 国内外を感動させ、映画界の世界王者として輝きを放ちそうだ。