大人の女性に大人気!?4連休の全米ナンバーワン映画は、リーアム・ニーソンの新作映画に! -2月20日版【全米ボックスオフィス考】
シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)> 月曜日がプレジデント・デーで4連休となった今週末のボックスオフィスは、3,043館で公開され2,180万ドル(約18億5,300万円)の収益を上げたリーアム・ニーソン主演のサスペンス映画『身元不明』がトップの座に輝いた。映画を観に来ていた51パーセントが女性客で、全体の89パーセントが25歳以上の観客であったという、大人の女性映画ファンを集めた作品だったようだ。これは主演がカッコいい壮年男リーアムだからこそ成せる業であろう(ちなみにリーアムは58歳なり)。(1ドル85円計算)
次は、映画『ノメオ&ジュリエット(原題) / Gnomeo and Juliet』と激戦の末、辛うじて第2位に収まった初登場のアクション映画『アイ・アム・ナンバー4』で1,940万ドル(約16億4,900万円)の成績。シリーズを目指して製作されたらしいが、上映館数3,154館でこの収益では……。PRにばく大な費用がつぎ込まれたにもかかわらず、批評家たちからかなりコキ下ろされており、来週以降の成績も期待できないかも……。ちなみにこの映画の配給会社はディズニーだが、製作はドリームワークスだ。また、観客調査によると、本作を観に来ていた57パーセントは男性客(とはいうものの全体の59パーセントはカップルだったという仕分けになっている)年齢層としては50パーセントが18歳から34歳、そして18パーセントが12歳から17歳だったという結果で若い客が中心だったというデータが出ている。
次の作品は、今週惜しくも第3位となった『ノメオ&ジュリエット(原題) / Gnomeo and Juliet』で1,924万ドル(約16億3,540万円)。この記事を執筆している時点で第2位の『アイ・アム・ナンバー4』と僅差(きんさ)であり、土日月の売り上げでは『ノメオ&ジュリエット(原題) / Gnomeo and Juliet』の方が上だったため、一部の映画サイトでは『アイ・アム・ナンバー4』が第3位扱いされているところも。ちなみに公開11日目にしての総合収益は5,584万ドル(約47億4,640万円)となっている。
代わって第4位は、先週の王座から転げ落ちてしまったアダム・サンドラー、ジェニファー・アニストン共演映画『ジャスト・ゴー・ウィズ・イット(原題) / Just Go With It』で1,850万ドル(約15億7,250万円)。公開後11日目で6,430万ドル(約54億6,550万円)の収益を上げているものの、以前同時期に公開されたアダムの映画『50回目のファースト・キス』が、公開11日目にはすでに7,290万ドル(約61億9,650万円)をたたき出していた成績と比べると、少々寂しい結果となっている。
第5位は、初登場の映画『ビッグ・ママズ:ライク・ファーザー,ライク・ソン(原題)/Big Mommas:Like Father, Like Son』で1,625万ドル(約13億8,125万円)。太った黒人のおばさんに女装した刑事のコメディーも3作目ともなると少々飽きがくるようで、デビュー週末に第5位という早くもガス欠気味の結果となってしまった。
なかなか本調子にならない全米ボックスオフィスのスランプは依然として続いており、今週末の統計も去年のプレジデントデーの連休と比較すると28パーセントもダウンしており、いつになったらこの低迷期を抜けられるのか、関係者たちは不安な面持ちで見守っていることだろう。
さて、今週の日曜日はいよいよアカデミー賞授賞式の日だ。大体の映画ファンはその日は一日中家にいてレッドカーペットと授賞式のテレビ放映に備えるのが定番。新作を封切る週末としては絶好とはいえないコンディションである。そんな中で果敢にも(!?)今週末デビューするトップ5入り候補作品は2本。
1本目は、ニコラス・ケイジ主演のアクション映画『ドライブ・アングリー3D(原題)/Drive Angry 3D』。地獄に投げ込まれていた男が、殺害された娘の敵討ちと誘拐された孫娘を救出するために地獄から脱出し追い掛けるという作品だ。映画の紹介サイトでは、アクションあるいはサスペンス・コメディーというジャンル分けがされている作品だ。ついこの間『シーズン・オブ・ザ・ウィッチ(原題)/Season of the Witch』が公開されたばかりのニコラスだが、ここのところ作品を質より数でこなしている感がある。果たして『ドライブ・アングリー3D(原題)/Drive Angry 3D』のパフォーマンスはどうなるか……。
さすがはリーアムお父様♪ 「96時間」に続く快挙ですわね♪