シネマトゥデイより(以下一部抜粋)

> 来週に迫ったアカデミー賞が盛り上がりを見せる中、ハリウッド史上最悪の俳優ランキング第1位に映画『マトリックス』『スピード』のキアヌ・リーヴスが選ばれている。ほかにも映画『スター・ウォーズ』新3部作のヘイデン・クリステンセンや「スター・トレック」シリーズのウィリアム・シャトナーなど、ラジー賞の常連が上位を占めるという結果になった。

 このランキングはComplexが、ハリウッド史上最悪の俳優50人をカウントダウン式に発表しているもの。1位に選ばれたキアヌは、「どの映画でも、無感動で単調なエイリアンみたいだ」「眠りながら歩いている」と評されており、主演映画『地球が静止する日』の役柄は「まさにハマリ役だった」と皮肉交じりに紹介されている。実は、続くヘイデンとウィリアムを含めトップ3を占めているのは、その年最低の映画を決めるラジー賞の常連。キアヌは受賞こそないものの過去に6度のノミネートを経験しており、ヘイデンはワースト助演男優賞を2度受賞、ウィリアムは1999年に「今世紀最低男優賞」をノミネートされているのだ。


 また惜しくも(?)トップ3からは漏れたものの、4位にはオーランド・ブルームが「なよなよした物腰や『僕は繊細なんだ』とアピールしてくる演技、そして作ったような声色」という理由でライクイン。6位にはヒュー・グラントもランクインしており、一流ハリウッドスターにも毒を浴びせているあたりはラジー賞にも通じるところがあるかもしれない。


 2月はアカデミー賞をはじめとする賞の結果が出そろう時期だが、最近の映画賞はどれも受賞者が似たり寄ったりでつまらないと感じている人にはおすすめのランキングかも? アカデミー賞の前日には、ラジー賞の授賞式も控えている。



Who killed Cock Robin?


要するに美貌で異性から人気のある人が同性からは蛇蝎の如く嫌われるのは男女を問わず同じということですね。基本、嫉妬とやっかみと羨望が元と思われます。

かわいそうなのは彼ら、彼女らがまともに演技力を評価されないこと。それと、「モンスター」のシャーリーズ・セロンのように顔を変えるメイクでもしなければオスカー候補にもさせてもらえないこと。そして彼らが醸し出すたたずまいそのもの(たとえばキアヌの無表情さ等)は、それが魅力なのにも関わらず――というよりそれが魅力だからこそ――は罵倒の対象にしかならないこと。

それにしてもラジー賞にはユーモアを感じさせるものがいくばくかはあるんだけど、このランキングは負け犬の遠吠え以外のなにものでもないわね。モテたいのにモテたことのない男のひがみって、やーね。