ハリウッドデビューを果たした斉藤祥太、ギャラとは別に週500ドルのお小遣いとトレーラー付きの高待遇を明かす
シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)> 26日、北海道夕張市で開催中の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2011」で、招待作品『スコット・ピルグリムVS. 邪悪な元カレ軍団』が日本プレミア上映され、本作ハリウッドデビューを果たした斉藤祥太が舞台あいさつに登壇した。
本作はカナダに住む22歳のサエないバンドマン、スコット・ピルグリムが不思議な女の子ラモーナと恋に落ちるも、彼女と付き合うためには、7人の邪悪な元カレたちと戦わなければならない、という物語だ。斉藤が双子の弟、慶太と共に演じるのは、その邪悪な元カレ軍団の一員、日本人の双子・カタヤナギ兄弟。斉藤にとってはハリウッド進出作となる本作であるが、そのオーディションは渋谷のマンションの一室で行われたのだという。「ドッキリじゃないかと思いました。しかもエドガー・ライト監督とは、携帯の電波が悪くて話せないと言われて、これは完全にはめられたと(笑)。そのときはまだ信じていなかったんですけど、とりあえず仕事は真面目にやらなきゃいけないので、『マイ・ネーム・イズ・ショータ・サイトー』みたいな自己紹介をしました。そうしたら数週間後にいきなり決まったんでビックリしましたね」とキャスティングが決まった経緯を説明した。
しかし、ハリウッド映画ということで、驚いたのはその待遇だったという。「1週間で500ドルくらい、ギャラとは別に生活費のようなお小遣いをくれるんですよ。3週間行っていたのに、撮影は3日しかない。しかもトレーラー付きですから。買い物して、おいしいご飯を食べて、本当にバカンスでした」とハリウッドスタイルの撮影を披露すると、会場からは驚きの声が起こった。そして最後に映画を観たばかりの観客に向かって「皆さん、面白かったですか?」と呼びかけると、会場からは「ヒュー!」という大きな歓声。本作は多くの夕張の観客に愛されたようだ。4月26日の日本公開がますます楽しみになってきた。(取材・文:壬生智裕)
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2010は2月24日から2月28日まで北海道・夕張市内各会場で開催中