文化通信.com ]より(以下一部抜粋)


> 続編やシリーズものとは一線を画す邦画の2部作、および3部作製作作品の興行が、安定感を見せている。このほど、東宝配給「GANTZ 」が興収で20億円を超え、30億円台が確実な情勢となった。すでに公開された作品では、30億円を超えたものが8本を占めた(1本換算)。この2部作及び3部作は、洋画では古くは「バック・トゥ・ザ・フューチャー 」(パート2、3)や、近年では「マトリックス 」(3部作)などがあるが、邦画では「デスノート 」(2006年)をきっかけに製作が盛んになった。

長大な物語のコミック原作の場合が多く、1本の作品のなかで完結できない“物理的な”側面が大きかったが、最近では中身の持つ必然性より、イベント映画的な宣伝の効果を期待する傾向も出てきた。「SP」「GANTZ 」と、今後も続編が公開の予定で、邦画興行の中でますますその存在感を増している。