MovieWalkerより(以下一部抜粋)

>クリスチャン・ディオールのチーフデザイナー、ジョン・ガリアーノが反ユダヤ的差別発言をしてディオールから解雇された件で、同社の香水のイメージモデルを務めているナタリー・ポートマンが、「うんざりした」と怒りの声明を発表している。


ガリアーノ解雇の決め手となったのは、昨年12月、パリのカフェでふたりの女性に向かって差別発言を浴びせた時のビデオ。女性たちと同席していた男 性が、あまりの言葉にショックを受け、携帯で撮影したという。英ザ・サン紙電子版掲載のビデオ中でガリアーノは、「君たちのような人間は死ぬべきだ。君た ちの親も毒ガスで殺されるべき。僕はヒトラーを愛する」と発言し、女性の一人が「何か問題でもあるんですか?」と聞くと、「(問題は)君だよ。君はぶさい くだ」と答えている。このビデオが明るみに出たのは、彼が先週も同じカフェで「汚らしいユダヤ人。死ね」などの暴言を吐いたからだそうで、彼はそのまま警 察に連行され、取り調べを受けたという。だが、ガリアーノから差別発言を受けた人々は実は全員ユダヤ人ではなかったそうで、彼が一方的にそう思い込んでい たらしい。


オスカーで主演女優賞を受賞したばかりのナタリーは、「ビデオ中のガリアーノの発言にショックを受け、うんざりしています。私自身、ユダヤ人である ことに誇りを感じている人間として、今後ガリアーノとの一切の関係を断ちます。少なくとも、このひどい発言が、今も人々の心にある偏見を私たちに思い出さ せ、戦うきっかけになればと思います」という声明を発表したと英デイリー・メイル紙が伝えている。


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