大泉洋、故郷の北海道が舞台『探偵はBARにいる』の主役に抜擢!松田龍平とのコンビでシリーズ化目指し『相棒』に続け!

シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)

>大泉洋が、東直己「ススキノ探偵シリーズ」2作目の「バーにかかってきた電話」を映画化する『探偵はBARにいる』の主演に抜てきされた。大泉が本作で演じるのは、酒好きで美人に弱く、お世辞にも二枚目とはいえないけれど、街と仲間を愛し、情に厚く、例え自分が傷だらけになっても依頼者を最後まで守ろうとする心優しき探偵という役どころ。「相棒」の東映とテレビ朝日が手掛け、シリーズとして原作も多数存在する本作は、実写においてもシリーズ化を見越した一大企画だ。大泉の“相棒”にも、シリーズ化したときの高齢化を阻止するため、若い俳優であるということが第一条件となり、“映画の匂いがする”松田龍平が選ばれた。松田は、北海道大学農学部助手で、空手の達人で腕っ節がとにかく強く、寝るのが趣味で、とにかくマイペースのため、しばしば探偵とけんかもするが、なんだかんだ言いつつも探偵のピンチを助ける頼れる相棒にふんする。

 「ススキノ探偵シリーズ」を生み出した東直己と、原作を読んでから16年越しの思いで本作の映画化に漕ぎ着けた須藤泰司プロデューサーは、共に北海道出身。主役を務める北海道出身の俳優を探していた須藤は、8年以上前、「水曜どうでしょう」に出演していた大泉に目を付け、「大泉さんが東京に出てきたら……」と映画化のタイミングを狙っていたという。そんな大泉ありきで進んだ映画化の企画に、大泉も「北海道で映画を撮ってくれるだけでうれしいです」と感無量の様子。「この作品は、台本を初稿から読ませていただいて、その後、何回も改定台本を読み、アイデアも出させていただいたので、すごく思い入れのある映画です」と作品づくりにも積極的に関わっていったことを明かしている。「できるだけコンビもののようにしたい」と提案したのも大泉で、相棒に抜てきされた松田も、自分から高田には「メガネがあったらいいんじゃないか」と提案するなど、製作陣とキャスト陣が一丸となって作品づくりに挑んでいる。

 また、本作の見どころの一つは、アクションシーン。2月17日に北海道でのロケをスタートさせたが、松田は「まさかここまでスタントを使わずにやるとは」とその驚きを語り、大泉は「ワンカットごとに小さなケガをしてますが、つき指とかね(笑)」とその苦労を語っている。しかし、そんなハードな現場でも、大泉は地元のあたたかい声援に見守られ、松田は大泉に北海道の魅力を教わりながら、撮影を楽しんでいる様子。チームワークも、「二人の絡みは最高に面白い(大泉)」、「あうんの呼吸が成立している(松田)」とすでにバッチリ! 3月末のクランクアップに向け、北の大地で撮影を続けている。

 『探偵はBARにいる』は、コンドウキョウコと名乗る女性からかかってきたきた一本の電話から、命を狙われるハメになった探偵が、相棒の高田と共に捜査を開始し、浮かび上がった二つの事件の真相に迫っていくというストーリー。「探偵がいて、謎の女がいて、探偵はそれに振り回されて、殺人事件に絡んでいって、最後まで依頼人を守ろうとする……。でも、そんな中で自分のルールを守り通す。しかも、男の友情も入っている」と須藤プロデューサーいわく、「ハードボイルドのフォーマットが全部入っている」本作。監督は「相棒」シリーズの多くでメガホンを取り、スペシャルドラマ「白虎隊」も高い評価を得た橋本一監督。脚本には、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』で山崎貴監督と共同脚本を手掛け注目を集め、映画『キサラギ』の独創的な世界観で観客をとりこにした古沢良太。東映とテレビ朝日が満を持して送り出す新たな“相棒”コンビに、主演の大泉も、「この作品を観て北海道に来たくなるような、そんな作品にしたいと思います。がんばるぞ!」と意気込んでいる。

映画『探偵はBARにいる』は9月全国公開予定



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