なぜ、アンジーやブラピ、ジョージ・クルーニーは日本の被災者支援寄付に動かない?ハリウッドスターが見る日本のイメージ

シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)

> アメリカや海外のメディアから日本が受けた未曾有の震災へのハリウッドスターの支援への動きが鈍いことへの疑問の声が大きくなっている。

 11日に日本が史上最悪といえる東日本大震災の発生を受けて、翌日からレディー・ガガをはじめミュージシャンが早々に寄付を表明したのは日本人も記憶に新しい。また、ペ・ヨンジュンやイ・ビョンホンら韓流スターの寄付の高額さにも驚かされた。


 そんな中、ハイチ救済やエチオピア難民救済、パキスタン洪水被災者支援などいち早く動いていたアンジェリーナ・ジョリーやジョージ・クルーニーはいったい何をしているの? と海外のメディアがハリウッドスターからの反応の遅さを指摘しはじめている。


 もちろんサンドラ・ブロックが100万ドルの寄付をいち早く行動に移し、クリント・イーストウッド監督が監督作の『ヒア アフター』米DVD収益の寄付を表明、チャーリー・シーンがライブチケットの売り上げを寄付すると手を挙げたことは記憶に新しい。しかし、「寄付の常連」 と言われているスターたちがいままで誰も手を挙げていないことに海外の映画ファンは気がついている。


 movieline.comの分析では、「日本は発展途上国ではなく先進国、そしてお金持ちの国のため弱者というイメージがない。そのためハリ ウッドスターたちは自分たちの援助が緊急を要するものではないと思っているのではないか」と指摘。そして普段、貧困者を救済し続けているハリウッドスター たちは寄付の対象を貧しい国にしぼっているのではないかとしている。また、ほかのメディアでは、スターによっては原発に反対している人も多く原発事故に同 情できないと考えてしまっている人がいることも事実、と気になる見解を述べているところもあった。


 もちろん、ディカプリオはいち早くツイッターで日本人にお見舞いの言葉をかけてくれおり、アンジェリーナ・ジョリーが大きな日本への援助を企画中 とのうわさもあり、自分たちの援助が急を要さないと考えるハリウッドスターはもともと集団行動をとらないためじっくりとその時期を待っており日本への援助 を放棄したわけではないとも指摘されている。


 東日本大地震の発生した週には、全世界の映画興行収入が通常の60%に落ち込んだという報告もあり、日本が全世界映画産業のマーケットの一端を 担っていたことは事実。ハリウッドスターにとっても日本の復興は直接自分たちにも影響してくることでもある。寄付額の大きさでその人の人間としての慈悲深 さを計るのは間違いだとは思うが、ハリウッドスターの援助不在の声が海外で大きくなりつつあることも事実である。ただし、これは寄付を要求している日本人 の声ではないし、大多数のメディアの意見でもない、いまのところ海外のメディアのごく一部の意見である



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