オリヴァー・ストーン監督、このミステリーがすごい!1位映画化『サヴェージズ』にデル・トロ、ハエックら続々出演交渉中

シネマトゥデイより(以下一部抜粋)

>オリヴァー・ストーン監督の新作『サヴェージズ(原題) / Savages』の出演交渉が、映画『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のテイラー・キッチュと、映画『キック・アス』『CHATROOM/チャットルーム』のアーロン・ジョンソンの主演で進行しているとDeadlineほか複数のメディアが報じている。また、主人公2人の恋人で人質として麻薬カルテルに誘拐されるオフィーリア役に映画『トロン:レガシー』のオリヴィア・ワイルド、麻薬カルテルの女首領役にサルマ・ハエック、そしてカルテルのリーダー役にベニチオ・デル・トロが浮上している。

オリヴァー・ストーン監督映画『ウォール・ストリート』写真ギャラリー

 原作は探偵・犯罪ミステリーを得意とする米作家ドン・ウィンズロウが2010年に発表したクライム・ミステリー「Savages」がベースで、同作はスティーヴン・キングが選ぶ2010年小説ベスト10の第4位にも選出されている。その内容は利権の譲渡を求むメキシコの巨大麻薬カルテルに脅迫された、麻薬ディラーとして成功した2人の男の選択と復讐(ふくしゅう)を描くものだ。脚本は映画『アルマゲドン』の脚本家シェーン・サレルノとウィンズロウ自身が担当。同氏は米国麻薬局エージェントとメキシコ麻薬カルテルについて書いた小説「犬の力」が、2010年度「このミステリーがすごい!」で第1位になり日本で広く知られるようになった。なお巨匠が彼の小説を映画化するのは「フランキー・マシーンの冬」がロバート・デ・ニーロ主演、マイケル・マン監督で映像化されて以来、本作が2作目となる。

 前述の通り、現在、ストーン監督と主役として交渉中とされるのは、カナダ出身のテイラー・キッチュとイギリス出身のアーロン・ジョンソン。キッチュは、映画『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』にガンビットことレミー・ルボー役で出演。最新作はリーアム・ニーソンと共演する映画『バトルシップ(原題) / Battleship』や、映画『ウォーリー』のアンドリュー・スタントン監督が指揮をとる、SFアクション映画『ジョン・カーター・オブ・マーズ(原題) / John Carter of Mars』でタイトルロールのジョン・カーターを務めている。ジョンソンは、映画『キック・アス』『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』で主演を務め、現在は『リング』シリーズの中田秀夫監督が、活動の場をイギリスに移して撮り上げた心理サスペンス『CHATROOM/チャットルーム』が日本で公開中だ。最注目の次世代俳優の起用は、引き続き話題になりそうだ。