オスカー受賞の『英国王のスピーチ』、4月1日から全米の映画館でR指定からPG-13指定へ入れ替え

シネマトゥデイより(以下一部抜粋)

>アカデミー賞作品賞を受賞した映画『英国王のスピーチ』が、さらに多くの人に鑑賞してもらおうと、編集をし直したという。

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 オリジナル版は、子どもが鑑賞するには適していないとされる悪態がセリフのところどころに含まれていたため、アメリカではR指定を受けていた。しかし、オスカーを受賞したことを受け、ザ・ワインスタイン・カンパニーはティーンエイジャーも鑑賞することができるPG-13指定として新たに封切ることを発表。4月1日から全米1,000の映画館でR指定と入れ替えられるという。

 R指定は17歳以下は保護者の同伴が必要で、PG-13指定は13歳未満は保護者の同意が必要とされている。当初、再編集の話が出たとき、トム・フーパー監督は「全くカットするつもりはない。ファックなどの言葉に“ピー”と入れることはあるかもしれないが、あくまで僕はカットはしない」と全米監督組合(DGA)賞の後で、エンターテインメント・ウィークリー誌に不満を示し、主演男優賞でオスカーを受賞したコリン・ファースは、映画はそのままの状態にしておくべきだとの意見を述べていたが、映画会社は興行収入のほうが大事だったようだ。