シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)

> 「オリエント急行の殺人」や「そして誰もいなくなった」などの数多くのミステリー作品を手掛けてきたアガサ・クリスティの小説の中で、エルキュール・ポアロと並ぶ代表的なキャラクター、ミス・マープルを主人公にした映画化作品が、ディズニーで製作されることがハリウッド・リポーターによって明らかになった。

 このミス・マープルが初登場したのは、1927年に雑誌に掲載されていた「火曜クラブ」という作品だったが、その短編集が刊行されたのが1932年であったため、長編で初めて彼女が登場したのは「牧師館の殺人」になっている。その彼女の性格は、常に編み物をしながら優しい表情をしているが、人間の持つ暗い部分を理解する洞察力に優れていたキャラクターとして多くの読者に愛されてきていた。


 ちなみにミス・マープルが一番最初に銀幕に現れたのは、映画『ミス・マープル/夜行特急の殺人』で、マーガレット・ラザフォードがそのマープル役を演じていた。さらに、1980年代には映画『クリスタル殺人事件』で、アンジェラ・ランズベリーがこの役に挑戦していたこともあった。


 今回の映画化では、脚本にはテレビドラマ「ツイン・ピークス」を執筆したマーク・フロストが担当する予定だが、今のところディズニーは現代版のストーリー構成を考えているようだ。

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