> 歌手で俳優、福山雅治(42)が10日午後1時、ニッポン放送恒例の24時間チャリティー番組「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」の東日本大震災 復興支援緊急特番を完走した。東京・有楽町の同局スタジオには番組史上最大規模となる71人の著名人がゲスト出演。電波に乗せて、大ヒット曲「桜坂」を生 ギターの弾き語りで被災地に届けた福山は「できることを1つずつやっていきます」と熱く誓った。

 ♪君よずっと幸せに 風にそっと歌うよ Woo Yeah 愛は今も 愛のままで…

 9日午後1時からパーソナリティーとして全力を尽くしてきたエンディング。「今年はこの歌がどんな風に響くのか分かりませんが、聴いてください」と呼びかけ、自身の名曲「桜坂」を熱唱。福山らしく、歌で被災地にエールを送った。

 視覚障害者支援を目的に1975年から毎年末放送してきた「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」の特番として、「福山雅治『I’m with U  キミと、24時間ラジオ』」と題し、9日午後1時からスタート。クリスマス以外に「-ミュージックソン」が放送されるのは、ニッポン放送史上初だ。

 スタジオには歌手の武田鉄矢(61)、和田アキ子(61)ら大御所から、俳優の三浦春馬(21)、AKB48の前田敦子(19)ら若手まで、番組史上最 大規模となる71人の著名人が応援に駆けつけた。同局1階に設置された義援金受付には、リスナー約2万人が募金に訪れた。

 福山は一睡もせずに被災地からの中継や電話を受けて、被災者を励まし続けた。トークだけでなく、電力不足に配慮したアンプラグド形式のスペシャルバンドを従え、「群青」「蛍」など7曲の生ライブも実施。

 「被災地の言葉、声を実際に聞いて、僕らの頑張りなんて頑張りじゃないと思いました」と語り、「僕らは被災地のことを決して忘れません。これからもできることをやっていきます」と誓った。

 同局前には、福山を慰労しようとリスナー約3000人が集結。その光景を目の当たりにした福山は、拡声器を手に「みなさんも、それぞれ自分にできること で被災地や被災者に対して支援していただければと思います。一緒に頑張りましょう!!」と言って、頭を下げた。リスナーと連帯した福山の支援活動は、始 まったばかりだ。