BARKSより(以下一部抜粋)

5人編成となり、グループ名に新たに“Z”が加わった人気女性アイドルユニット・ももいろクローバーZ。彼女たちが、4月16日、渋谷のDUO MUSIC EXCHANGEにてトークイベント<『ももクロChan』Presents ももクロZ 試練の七番勝負 「ももクロZ VS アニソン」>を開催した。

◆ももいろクローバーZ、水木一郎 画像@<『ももクロChan』Presents ももクロZ 試練の七番勝負 「ももクロZ VS アニソン」>

4月10日に開催されたホールコンサート<ももいろクローバー中野サンプラザ大会 ももクロ春の一大事 ~眩しさの中に君がいた~ >を最後に、早見あかりがももクロを脱退。その翌日から連日、ももクロちゃんたちは異なるジャンルの語り手とトークバトルを繰り広げてきた。ゲストは4月 11日が有野晋哉(よゐこ)、12日が金子哲雄と田中秀臣、13日がデーブ・スペクター、14日が武藤敬司、15日が吉田豪といった、錚々たる面々。そし て16日の出演者は事前に“出演:ミスターX”としか告知されず、開演までシークレットのままだった。

「行くぜっ!怪盗少女」「未来へススメ!」披露ののち、お約束のブーイングとともに、司会の南海キャンディーズ・山里亮太が登場。オーディエンスから「しずちゃん!」と呼ばれ「それやめて!」と脊髄反射を見せるなど笑いをとりつつ、イベントはスタートした。

そして早速、ミスターXの発表。ステージに現れたのは…なんと“アニメソング界の帝王”水木一郎。実は4月10日に開かれたコンサートの最後に、ももいろクローバーZへの改名の告知として「ゼェーエット!」と叫んだのが水木だったのだ。

水木はそのまま「バビル2世」を歌唱。会場を暖めた後、本日のトークバトル「ももクロZ vs アニソン」がスタートした。

トークは、水木一郎がアニソン事情を語ることからスタート。「シンガポールでアニソンのライヴをすると、人口約400万人のうち1%が来てくれる。」とい う話を聞いて驚くももクロちゃん。そこで山里が突然、「百田さん、400万人の1%って、何人?」とリーダー・百田夏菜子に問いかけると、夏菜子は 「ちょっと待って! わかんないわかんない! 0.8? 調べてくる!」と、ももクロちゃんたちはステージ上で一気にパニックに。水木一郎は、そんなももクロちゃんたちをまるで自分の孫かのように温かく見守って いた。

その後、アニソンの帝王の歌唱力を鍛えた地声からファルセットまでを滑らかに発声したり、笑い声でお腹から声を出すボイストレーニングや、水木のトレード マークとなっている決め台詞「Z(ゼェーエット!)」の極意を楽しく学び、実践。ボイストレーニングでは、水木が「学生時代の同級生だった小倉智昭からギ ターを借りて発声練習していた。」とか「俺の発声練習を映画『呪怨』の監督が真似をしたんだと思う。」など、フリーダムすぎるトークを展開し、ステージは タジタジ。山里も「水木さん、酔ってないですよね?」とツッコミを入れるのが精一杯な様子だ。ちなみに、ボイストレーニングの実践では、高城れにがパー フェクトな発声をして喝采を受ける一方、水木の迫力ある声に、あーりん(佐々木彩夏)は密かに毎回、体をビクンとさせて驚いていた。

「Z(ゼェーエット!)」の極意を学んだところで、水木の代表曲「マジンガーZ」をみんなで歌唱。ステージ、オーディエンスとともに「ももクロZ」の決めポーズを完成させるなど、まさに会場が一体となって大盛り上がりとなった。

イベントの最後には「ももクロZ始動情報」が唐突に発表され、メンバー一同大興奮。すべて知っていた水木一郎、山里亮太と、何も知らされていなかったもも クロちゃんたち。そんな図式の中で発表された内容は、なんと、1stアルバム『タイトル未定』が7月27日に発売決定ということ。このアルバムには、もも いろクローバー時代からの楽曲のほか、新録音も豊富に収録されているとのこと。

さらに発表は続く。7月6日には、アルバム先行シングルとして各500円の1コインシングルが2タイトル同時発売。こちらも現段階でタイトルは未定だ。そ して「Z」の名がつくライヴハウスとして、全国5カ所のZeppツアーも開催が決定した。5月20日名古屋、5月29日札幌、6月12日大阪、6月19日 福岡、7月3日東京の5会場をまわる。なお、当初、Zeppツアーには仙台も予定として含まれていたのだが、このような状況のため、今回のツアーには一旦 入れず、“仙台は、できるようになったら”だそうだ。

驚きのあまり叫びそうになる口を押さえ、飛び跳ねて喜びを表現するももクロちゃんたち。1コインシングルについては、あーりんが「私たちが3カ年計画でや りたかったものなんです。こんな早く叶っちゃっていいんですか? ものすごくものすごく、嬉しいゼェーーーエット!」と感激の面持ち。またZeepツアーについては「ミライボウルツアーの時に行けなかった札幌や福岡でも 公演ができて楽しみ…だーかーらー、みんな楽しもうゼェーーーエット!」と、リーダーの百田が地方のファンに想いを馳せる。

そんなももいろクローバーZに、水木一郎、そして会場のオーディエンスは、「頑張るんだゼェーーーエット!」と、全力のエールを贈った。

水木一郎から、Zの遺伝子を継承した、ももいろクローバーZの新展開。これはますます目が離せなくなってきた。



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