シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)

>誰もが知っているスタジオジブリの名曲を、デスメタル調にカバーしたアルバム「プリンセス・ジブリ」が発売された。映画『となりのトトロ』から『借りぐらしのアリエッティ』まで、思い出に残るあのメロディーを、東西デスメタルバンドが、見事な演奏と共に届ける作品となっている。

 時にはオルゴール調や、沖縄テイストであったりと、数多く存在するジブリ作品の名曲カバーアルバムのまさに最終兵器が誕生した。本作は、イタリアからDisarmonia MundiやDESTRAGE、日本からはBLOOD STAIN CHILDなど、ヨーロッパと日本のデスメタル界の豪華メンバーが「Imaginary Flying Machines」という名の下に集結したジブリ・メタル・プロジェクトによる作品。


 アルバムに収録されているのは「となりのトトロ」や「崖の上のポニョ」、「もののけ姫」、「テルーの唄」(『ゲド戦記』)、そして「時には昔の話を」(『紅の豚』)などの名曲群。ファンのツボを心得た(?)新旧ジブリ作品をしっかりと押さえた選曲となっている。


 なじみあるメロディーが、本格派デスメタルバンドによる演奏と、エモーショナルなボーカルで、鼓膜を突き破らんばかりの咆哮(ほうこう)と共に歌いあげられる楽曲は、一度聴いたらヤミツキになること受けあいだ。アルバムに収録された楽曲の一部は、動画投稿サイトYouTube上で聴くことができる。メタルファンはもちろん、これまでとは少し違った刺激を味わいたいジブリ映画ファンは、迷わず聴いてみてほしい。


アルバム「プリンセス・ジブリ」はメディア・ファクトリー、星光堂より発売中(税込み2,000円)


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