映画.comより(以下一部抜粋)

米ディレクTVで配信がスタートした、高級オンデマンドサービス「ホーム・プレミア」をめぐり、米メジャー4社と米興行主の業界団体National Association of Theater Ownersが対立を深めるなかで、ジェームズ・キャメロン監督やピーター・ジャクソンといったハリウッドを代表する23人のクリエイターが劇場側支持を表明したと、ハリウッド・レポーター誌が報じた。

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 「ホーム・プレミア」は、劇場公開から60日しか経過していない最新作を配信する高級オンデマンドサービスで、ワーナー・ブラザース、ソニー・ピクチャーズ、ユニバーサル・ピクチャーズ、20世紀フォックスの米メジャー4社が参加している。観客動員が減るとして反対の姿勢を表明していた米興行主側は、強力な援軍をつけた格好だ。

 「ハリウッドのクリエイティブ・コミュニティのリーダーとして、話し合いを求めます。この新たな配給モデルが、我々が愛する映画興行界の未来をどのように変えるのか、スタジオ側の考えを聞かせてほしいのです」と文面の物腰は柔らかいが、ハリウッドを代表するクリエイターが連名で署名していることから、スタジオ側も無視できない。なお、同意見書に署名した映画監督は、ジェームズ・キャメロン、ピーター・ジャクソン、キャスリン・ビグロー、ギレルモ・デル・トロ、ローランド・エメリッヒ、ショーン・レビ、マイケル・マン、トッド・フィリップス、ブレット・ラトナー、アダム・シャンクマン、ゴア・バービンスキー、ロバート・ゼメキス、アントワーン・フークア、ロバート・ロドリゲスら。