シネマトゥデイより(以下一部抜粋)

>25日、品川プリンスホテルにて映画『friends もののけ島のナキ』の製作発表会見が行われ、約5分間のプロモーション3D映像が初公開された。製作発表会見には、本作で声優を務める香取慎吾、山寺宏一、阿部サダヲのほか、山崎貴監督、八木竜一監督、市川南プロデューサーが登壇。日本のアニメでは、出来上がった絵に合わせて声優が声を吹き込む「アフレコ」が主流だが、本作では、声優の声を先に録音し、それに合わせて画面を制作する「プレスコ」という手法を採用。この日初めてプロモーション映像を目にした香取は、自身の声を基に制作された映像に、興奮を隠せなかった。

 赤おに・ナキ役に香取、ナキの最大の理解者である青おに・グンジョー役に山寺、そして「もののけ島」のマスコットキャラクター、ゴーヤもののけ・ゴーヤン役に阿部、そのほかYOU、加藤清史郎など豪華キャストが集結した本作。プロモーション映像で、ナキが乗り移ったような熱演を見せてくれた香取は、「びっくりしましたね。やりたいように演技をさせてもらっただけなのに、後からキャラクターの声がついていて。今まで味わったことのない感覚でしたね」と自身もその映像に驚いたことを明かした。

 『friends もののけ島のナキ』は日本のアンデルセンと呼ばれる童話作家・浜田広介の傑作絵本「泣いた赤おに」を原案に製作される本格3DCGアニメーションムービー。山崎監督は、「普通の童話ならハッピーエンディングになるはずなのに、この本はすべてを手にすることができない、というビターな結末なので、子どものときにショックを受けた作品です。3Dで作品を作ろうというときに、真っ先に思い浮かんだのはこの作品。最近は(『SPACE BATTLESHIP ヤマト』など、)子どものころの夢がかなってきているんですが、今回もこの本を原案に映画にできて幸せです」と本作への意気込みを語った。そんな思い入れもあってか、いまだ結末を決めかねていることも明かした山崎監督。香取は、そんな監督の熱い思いを受け取り、「本当にたくさんの愛があふれる、笑顔あふれる映画です。一人でも多くの人に観ていただきたいです」と本作をアピールした。

映画『friends もののけ島のナキ』は12月17日全国公開


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