ハリウッドチャンネル より(以下一部抜粋)

> 地震発生からおよそ1カ月後の4月15日から営業を再開した東京ディズニーランド。23日からは夜間営業も実施(初日は雨のため中止となった)、本日 28日からは「東京ディズニーシー」もオープンする。ディズニーランドといえば“体験型アトラクション”であり、そこに“映画”を思い浮かべる人は少ない かもしれない。しかし、今ハリウッドではディズニーランドのアトラクションに熱い視線が注がれている。

【関連写真】「白雪姫」「赤ずきん」「ヘンゼルとグレーテル」・・・今、ハリウッドは空前の童話ブーム!?

 お忘れかも知れないが、ジョニー・デップ演じるキャプテン、ジャック・スパロウが活躍する映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズは、もとを辿 ればディズニーランドのアトラクション“カリブの海賊”から生まれたもの。映画は(ジョニデの妙演も相まって)公開されるや瞬く間に一大ブームを巻き起こ し、次々と続編が製作されるヒット作となった。5月20日に公開される「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉」はシリーズ第4弾。第1作目 からは実に8年の月日が流れている。
 実は同じ頃、お化け屋敷のアトラクション“ホーンテッドマンション”もエディ・マーフィ主演で公開されたが、残念ながらこちらは鳴かず飛ばずの成績に終 わってしまった。しかし、今度は俺に撮らせろとばかりに「ヘルボーイ」シリーズや「パンズ・ラビリンス」(07)でお馴染みのギレルモ・デル・トロが再映 画化に乗り出している。ハリウッドの寵児と言われる売れっ子監督デルトロの勢いに乗じて(?)この際ほかのアトラクションも映画化してしまおう!と思い 立ったのかどうかは不明だが、続々と映画化が決定している。

 「トイ・ストーリー」の名コンビ、トム・ハンクス(ウッディ)とティム・アレン(バズ)が実写で共演する話題のアドベンチャーは“ジャングルクルーズ” が元ネタ。また、アメコミ原作「アイアンマン」(08)「アイアンマン2」(10)を大ヒットさせたジョン・ファブロー監督は第3弾「アイアンマン3」を 蹴って「マジックキングダム」をチョイスした。

 この「マジックキングダム」、脚本は「白雪姫」をモチーフにした「Snow and the Seven(原題)」やブロードウェイ・ミュージカル「ダンボ」などのディズニー作品に携る作家マイケル・シェイボンが担当すると言われている。アトラク ションではなくパークの一つということで、ディズニーの持つファンタジックな世界観をどう映像化するのか早くもファンの注目を集めている。

 公開前にアトラクションで“予習”しておけば、さらに映画が楽しめるかも!?