竹内結子主演で『はやぶさ』20世紀フォックスが映画化!JAXAの上司役に西田敏行!奇跡の帰還に「今の日本の夢や希望となれたら…」

シネマトゥデイより(以下一部抜粋)

>映画『タイタニック』『アバター』を手掛けたハリウッドメジャー映画スタジオ・20世紀フォックス映画が、女優・竹内結子を主演に迎え、小惑星探査機「はやぶさ」を題材に映画製作することが明らかになった。映画『はやぶさ/HAYABUSA』で竹内は宇宙科学研究所(現・JAXA)のスタッフを演じ、上司には西田敏行がふんする。「はやぶさ」が成し遂げた偉業を壮大なスケールで描く本作は、世界配給も視野に入れ、一大プロジェクトとして始動している。

 2003年5月9日に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ」。旅の途中では、エンジンが停止するトラブルや通信が途絶えるなど、幾多のピンチを乗り越え、60億キロにも及ぶミッションをこなしてきた。そして2010年6月13日に奇跡的な帰還を果たし、太陽系誕生の謎を解く手掛かりとなる小惑星のサンプルを持ち帰った。NASAでも成し得なかったこの快挙と、満身創痍(そうい)になりながらも任務をやり遂げた「はやぶさ」の感動的なストーリーに、ハリウッドのメジャースタジオである20世紀フォックス映画が注目。最近では米ドラマ「フラッシュフォワード」にも出演した国際派女優・竹内結子を主演に迎え、映画化を決定した。

 映画『はやぶさ/HAYABUSA』は、事実に基づきプロジェクトの7年間にわたる挑戦と苦闘の日々を描き出す物語。宇宙科学研究所(現・JAXA)のスタッフとしてこの偉業に携わり、自身の生き方を見つめ直す役どころに竹内が挑む。そんな彼女を研究スタッフ兼広報要員としてスカウトする上司役には西田敏行。監督は、映画『20世紀少年』シリーズの堤幸彦が務める。竹内は「7年越しのはやぶさの帰還が多くの人に感動をもたらしたようにこの作品も今の日本の夢や希望となれたらうれしいです」と東日本大震災に思いをはせ、願いを込めた。

 また西田も、「震災と原発事故による日本のマイナス・イメージが広まっていますが、この映画で改めて『はやぶさ』の快挙、世界に誇る日本の科学技術を知ってもらいたい。昨年のあの感動をもう一度思い出してもらい、日本に誇りとプライドを取り戻したい」と力強く語った。はやぶさのニュースは久々に聞いた明るい話題だったという堤監督も「大震災で大変厳しい状況の中、この映画が少しでも日本の皆様に自信と力を与えられればうれしいです」と映画を通して支援する気持ちを表した。

 「はやぶさ」を題材にした映画は日本を代表する映画会社の松竹や東映、角川映画でも製作されている。JAXA(宇宙航空研究開発機構)の全面協力を得て、「はやぶさ」が着陸したオーストラリア・ウーメラ砂漠などの海外でも撮影予定だという『はやぶさ/HAYABUSA』は、どんな感動ストーリーに仕上がるのか? 日本に力を与える作品となることを期待したい。(編集部・小松芙未)

映画『はやぶさ/HAYABUSA』は10月1日より全国公開


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