eiga.comより(以下一部抜粋)

国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビン・ラディン容疑者の殺害が発表されたことで、ハリウッドで準備中のビン・ラディン映画に注目が集まっている。

Deadlineによれば現在、ふたつの映画企画が進行中だという。ひとつは、「ハート・ロッカー 」でアカデミー賞を受賞したキャスリン・ビグロー 監督の新作「キル・ビン・ラディン(原題)」で、失敗に終わった過去のビン・ラディン暗殺作戦を題材にしている。


インディペンデント映画として製作される予定で、ビン・ラディン殺害が完遂した今、以前より資金集めが容易になった。ビグロー監督は、オーストラリア俳優のジョエル・エドガートン (「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」)に主役をオファーしているという。


もうひとつは、パラマウントが進めているノンフィクション本「Jawbreaker」の映画化だ。ビン・ラディン追跡チームのメンバーだった元CIA工作員が執筆したもので、世界同時多発テロの3カ月後、アフガニスタンで拘束まであと一歩のところまで迫った作戦の詳細が描かれている。


同企画に関しては、かつてオリバー・ストーン 監督が「ワールド・トレード・センター 」の次作として準備していたが、とん挫状態にあった。殺害が発表されたことで、たちまちパラマウントは同企画を再始動。現在準備中のジャック・ライアン・シリーズ最新作に、ビン・ラディン追跡の要素を取り入れる案などが話し合われているという。