オリコン より(以下一部抜粋)

俳優の浅野忠信が現地時間2日、米ロサンゼルスのエル・キャピタン・シアターで、ハリウッドデビュー作『マイティ・ソー』(ケネス・ブラナー監督)のプレミアイベントに出席した。浅野を迎えたのは、劇場前のハリウッド大通りを1ブロック封鎖し、敷き詰められた全長400mものレッド・カーペット。1000人を越える見物客の歓迎を受けた浅野の第一声は「こんな華やかな所にこれて嬉しい、今まで頑張ってきた結果がここに至るんだなぁと思うと、感無量です」と笑顔だった。

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 初めてのレッド・カーペットを満喫した浅野は、「いいスタートになりました。場の空気感を感じられたことが財産だと思います。このチャンスをダメにしないようステップアップしたい」と気合を入れた。今後、海外進出を加速させるものとみられるが、「ハリウッドの作品に参加できたのも、日本映画でやってきたからで、日本映画にももっと出て、恩返しできることをやっていきたい」とも語っていた。

 同作は、『アイアンマン』シリーズ、『スパイダーマン』シリーズなどで知られるマーベル・スタジオの最新作。神の世界を追放され、地上に堕ちたソーの破天荒ぶりを迫力の3Dアクションで描き出す。ソーをサポートする三銃士の1人、ホーガン役で出演する浅野の説明では、「撮影のはじめの頃は3Dだと聞いていませんでしたが、完成品を観てすごく興奮しました。3D作品に出演したことがなかったので嬉しい。自分が出ていることを抜きにしても、ヒーローがメチャメチャ強い。男ゴコロをくすぐる作品です」。

 日本人の浅野も注目されたが、この日のレッド・カーペットの主役は、やはりソー役の主演俳優クリス・ヘムズワース。オーストラリア出身のニューカマーだが、日本の取材カメラに向かって日本語で「ミテネ!(笑)」と呼びかける余裕もあり、すでにスターの貫禄を漂わせていた。

 『羊たちの沈黙』などでおなじみのアンソニー・ホプキンスは、「マーベル・コミックおたくではないけど…、自分のフィギュアも気に入ったよ」とご機嫌。ブラナー監督は浅野について「今日は、完ぺきにキメていたね。とてもハンサムだったよ(笑)。彼は面白かったし、熱心だったし、紳士的だったし、時間に対しても寛大で、メモを取るのがうまかったし、周囲も朗らかにしてしまうような存在だったよ」と絶賛していた。

 映画『マイティ・ソー』は先週末に56ヶ国で先行公開され、全米は5月6日、日本では7月2日(土)より東京・丸の内ルーブルほかにて全国拡大公開される



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