「シンパシー・フォー・デリシャス」、監督のマーク・ラファロの誠実で敬虔な人柄がよく出ている佳品でした。内容は地味だけどオーランド・ブルームにジュリエット・ルイス、ローラ・リニーにマーク本人という華のある俳優達が脇で彩りを添えている。その彼らに全く負けずに存在感を示す主役が立派だ。

オーランドは派手で傲慢でエゴイスティックなロックシンガーを好演。これは悪役としては「バーナビー警部:審判の日」以来、イヤなヤツとしては「エキストラ」の本人役以来だと思うけれど悪の華ぶりが板に付いた微笑みにクラクラ。出番は少ないけれど印象深く、今後はヴィランでの映画出演もアリかも。

「シンパシー・フォー・デリシャス」脚本も書いたクリストファー・ソーントン、居並ぶスター達を脇に従えての堂々の主演ぶりには圧倒される。髭に隠されているけれど、実は綺麗な顔をしていてる。ドミニク・モナハンに似てて、もっとハンサム。



劇場前ポスター
Who killed Cock Robin?
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