オリコンより(以下一部抜粋)

>ゴールデンウィーク終盤の7日(土)に全国315スクリーンで公開された映画『岳-ガク-』(片山修監督)が、8日(日)までの2日間で動員20万8416人、興行収入2億6465万6200円を上げた。興行通信社による全国映画動員ランキングでも初登場1位を獲得した。

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 映画『岳-ガク-』は、石塚真一の人気同名コミックを小栗旬と長澤まさみの共演で映画化。山をこよなく愛する山岳救助ボランティアの島崎三歩(小栗)ら山岳救助に携わる人々と、登山者たちとの温かい交流を軸に、時として牙をむく山の厳しさを描く。

 パソコンと携帯を使ったWEB初日アンケート(配給の東宝調べ)によると、客層は男女比50%:50%で、年齡別では20代が最も多く26.4%、次いで40代20.9%、50代18.4%、30代17.3%、16歳以下13.7%となり、若者から登山ブームを支える中高年世代まで、幅広く支持されていることがうかがえる。

 「鑑賞動機」については「感動できそうだったから」17.5%、「山を題材にした映画が好きだから」16.2%、「原作コミックが好きだから」16.1%、「壮大な映像が期待できそうだから」14.4%など。原作コミックを「読んだことがある」と答えた人は約4割だった。鑑賞後の「満足度」は、「非常によかった」「よかった」を合わせて93.9%に上り、同社は「口コミ効果による客層のひろがりが期待できる」として興収20億円超を狙っている。

◆映画動員ランキング(5月7日~8日集計)

 興行通信社による5月7日~8日の全国映画動員ランキングは、『岳-ガク-』が初登場1位を獲得。2位は累計で動員200万人、興収25億円を突破した『名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)』(4週目)。3位は累計で動員150万人、興収20億円突破の『GANTZ PERFECT ANSWER』(3週目)。4位は前週初登場5位の『八日目の蝉』(2週目)がワンランクアップ。5位は『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦』(4週目)。トップ5を邦画が独占する結果となった。

 新作ではリーアム・ニーソン主演『アンノウン』が8位にランクイン。洋画では10位に本年度のアカデミー賞作品賞ほかを受賞した『英国王のスピーチ』(11週目)が息の長いヒットを続けている。

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